レビュー

写真で解説する「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」(1/2 ページ)

ドコモが秋モデルとして発表したXi&NOTTV対応の「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」は、その名の通り7.7インチのタッチパネルを搭載したAndroidタブレット。厚さわざか7.9ミリというスリムボディが特徴的だ。

 NTTドコモはこれまで、「GALAXY Tab SC-01C」「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」と3台のSamsung電子製のAndroidタブレットを販売してきた。

GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E。カラーはLightSilverの1色。背面のヘアライン加工が印象的

 そのドコモから2012年秋モデルとして登場した「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」は、7インチ台のタッチパネルディスプレイを搭載するSC-01C/SC-02Dの後継モデル。ディスプレイサイズはちょうど7インチから7.7インチへと若干大型化し、解像度もワイドXGAの800×1280ピクセルへと広がった(SC-01CとSC-02Dは600×1024ピクセルのワイドSVGA)。パネルはSamsung電子お得意の有機ELであるSuper AMOLED Plusを採用しており、この7.7インチの有機ELは発表時点で世界最大の製品だという。

 前モデルのSC-02DはFOMA対応端末だったが、SC-01EはXiに対応。サービスエリアなら下り最大75Mbpsの高速通信を利用できる。また最大8台までのWi-Fiテザリング機能も利用可能だ。さらに、国内向けサービスのNOTTVとワンセグにも対応している。

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 SC-01CとSC-02Dは携帯電話としての通話機能も持ち合わせていたが(SC-02Dは別途イヤフォンマイクやヘッドセットなどが必要)、SC-01Eは通話機能を搭載していない。10.1インチのSC-01Dと同じ、Xi対応のデータ専用端末となる。なるべく大きな画面のモデルで、ケータイとしても使いたい――という場合は、5.3インチディスプレイの「GALAXY Note SC-05D」を選ぶことになるだろう。

 OSはAndroid 4.0で、プロセッサには米Qualcomm製のSnapdragon S4 APQ8060(1.5GHzデュアルコア)を採用した。また2GバイトのROMと1GバイトのRAMを搭載するなど、ストレージやメモリの大きさも魅力的だ。カメラは約300万画素CMOSのアウトカメラに加え、約200万画素CMOSのインカメラを用意している。

 本体のサイズは約133(幅)×197(高さ)×7.9(厚さ)ミリ。幅がSC-01CとSC-02Dから10ミリ以上広がったが、厚さは8ミリ以下とかなりスリムになった。重さは345グラムで、SC-02Dと変わりはない。バッテリーは5100mAhとかなり大きいが、連続待受時間などが未定のため、この大容量バッテリーがどれくらいの恩恵を与えてくれるかは未知数といえるだろう。

端末のワンセグアンテナと3.5ミリのイヤフォンジャックがある上面(写真=左)。底面には外部スピーカーと独自形式の外部接続を配置した(写真=右)
左側面にはmicroSDカードスロットとマイクロSIM用のカードスロットがある(写真=左)。右側面に電源キーとボリュームキーがある(写真=右)

厚さは約7.9ミリとかなりスリム
ディスプレイ上部のアップ。カメラレンズやフォトライトの周囲もすっきりしている
ディスプレイ下部のアップ。ホームキーなどはすべてセンサー方式
ワンセグ用アンテナを伸ばしたところ(写真=左)。プリセットされているワンセグアプリ(写真=右)。スクリーンショットを撮ろうとすると、真っ黒の画像が生成される
製品には縦置き用の卓上ホルダが同梱される

卓上ホルダには外部スピーカー用の出力端子があった
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