写真で解説する「ELUGA X P-02E」:注目の“全部入り”(1/2 ページ)
高性能かつ多機能なスマートフォンを求めるユーザーにピッタリな新モデルが、ドコモの「ELUGA X P-02E」だ。スペックが充実しているのはもちろん、ボディやソフトウェアにも工夫が凝らされている。写真とともに製品を解説しよう。
1月22日にNTTドコモが発表した春商戦向け新商品の中で、ひときわ機能が充実しているAndroidスマートフォン――それが、NEXTシリーズとしてラインアップされるパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「ELUGA X P-02E」だ。NEXTシリーズには同モデル以外にもハイスペックな端末がそろっているが、そのなかで「NFC」と「おくだけ充電」の両方に対応するのは、実はELUGA Xだけ。もちろんそのほかのトレンド機能もひと通り搭載し、まさに“全部入りスマホ”といった仕上がりになっている。
スペックが売りの同モデル、写真で解説していく前に、ざっとポイントになりそうな部分を洗いだしておこう。Xi(下り最大100Mbps)対応モデルでOSはAndroid 4.1。1.5GHzクアッドコアCPU(Snapdragon APQ8064)、2GバイトのRAM、32Gバイトの内部ストレージを搭載する。5インチフルHDディスプレイを備え、バッテリーは2320mAhと大容量。有効約1320万画素の裏面照射型CMOSカメラを搭載する。防水/防塵、赤外線通信、ワンセグ、おサイフケータイといった日本市場向け人気機能に加え、最近のトレンド機能であるおくだけ充電、NFC、モバキャス(NOTTV)に対応。Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)は2.4GHz/5GHzをサポートし、最大11台(Wi-Fi10台/USB1台)のテザリングも可能だ。
と、このように充実した機能を誇る同モデルなのだが、端末を一見して印象的なのはディスプレイの大きさと精細さ。5インチの大画面にフルHD(1080×1920ピクセル)の解像度を持つTFT液晶ディスプレイを組み込み、写真や映像を鮮明に表示する。ピクセル密度は約440ppiを達成し、これは一般的な印刷物の表示の細かさをも上回る。また、ディスプレイには新技術「センサーオンガラス」を適用。ディスプレイのガラス部と表示部の間にあったセンサー層が省かれたことで、指と表示部との距離が短くなっており、狙い通りのタッチ操作がしやすくなっている。また、光の反射が低減することで屋外での視認性も従来より高まっているという。ガラス表面にはフッ素コーティングを施し、指紋がつきにくいのも特長だ。
5インチフルHDディスプレイを搭載するモデルはほかにもあるが、同モデルはこの大画面を採用しつつボディ幅を約68ミリに抑えているのがポイントだろう。同じく約5インチディスプレイを搭載する従来機「EPUGA power」は幅約70ミリだったが、今回は金属フレームを活用して強度を確保しつつさらなる狭額縁化を実現。新モデルの両サイドのフレーム部分はわずか3ミリとなっている。さらに、ボディ背面が適度にラウンドしていることもあって、大画面の割には女性の手にも比較的収まりやすい端末となっている。
また、側面の電源キーや音量キーは片手で届きやすい位置に配されており、メーカーの工夫を感じる。ボディ前面には物理キーとしてバックキー/ホームキー/メニューキーを設けた。展示会場の説明員によれば、押した感触のある物理キーの搭載はユーザーから一定のニーズがあるそうだ。物理キーがあることで、ディスプレイが消灯している場合でもホームキーを押して素早く画面を点灯させられる。
ELUGA Xには、充電器としておくだけ充電用の充電パッドが同梱されている。従来の充電パッドに比べ充電時の電流が700mAから900mAにアップしており、10%ほど充電時間が短縮されるという。ちなみに、ケーブル接続による充電にも対応しており、別売りの「ACアダプタ 04」による急速充電も可能だ。
充電パッドは平置きで使うもよし、付属の卓上ホルダにセットして使うもよし。卓上ホルダを使うと端末を横画面で立て掛けながら充電できるので、例えば映像コンテンツを見ながら充電するといった時に便利だ。また、付属品としてはモバキャス用外部ロッドアンテナも付いており、内蔵アンテナの感度が悪いときなどには便利に活用できるだろう。卓上ホルダにはこのモバキャス用アンテナを収納するためのくぼみもある。
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