写真で解説する「ELUGA X P-02E」:注目の“全部入り”(2/2 ページ)
高性能かつ多機能なスマートフォンを求めるユーザーにピッタリな新モデルが、ドコモの「ELUGA X P-02E」だ。スペックが充実しているのはもちろん、ボディやソフトウェアにも工夫が凝らされている。写真とともに製品を解説しよう。
ELUGA Xはドコモ端末共通のホームUIである「docomo Palette UI」に加え、パナソニック モバイル独自のUIである「フィットホーム」を搭載している。このフィットホームは片手での操作性に配慮したUIになっている。例えば、メニューボタンをタップしてアプリ一覧を出すと、アイコンが画面全体に並ぶのではなく、手が届きやすい画面下半分に出る。そして画面をフリックすることで、一覧画面が回転するように切り替わり、目的のアプリを探せるようになっている。
また、iモード端末のメニュー画面に近い感覚で扱えるUI「ケータイモード」も選択できる。「メール」「ブラウザ」「便利ツール」などのアイコンが並び、それらを押すと該当するアプリが起動したり、同じジャンルのアプリ一覧がポップアップしたりする。また、ケータイつながりの機能としては、iモード端末でおなじみだった伝言メモの機能も搭載しており、1件につき約20秒、最大20件まで録音できる。留守番電話サービス・転送電話サービスを同時に設定している場合は、呼び出し時間の短い設定が優先されるとのことだ。
カメラのUIも工夫が凝らされている。新たにデザインを刷新し、フィットホームと同様に片手での操作性が向上した。シャッターボタンをはじめとする操作系が端末を持つ手の届く場所に配置されており、フリック操作などでメニュー一覧を切り替えるといったことにも対応している。
なお、カメラについてはUI以外の進化にも注目したい。有効約1320万画素のCMOSセンサーは暗所に強いとされる裏面照射型を採用しており、さらにレンズはF値が2.2と従来より明るいものが選ばれている。高輝度LEDフラッシュも搭載し、暗い場所でも写真が取りやすいカメラとなった。また、おなじみの「おまかせiA」には、自動検出シーンに「HDRモード」と「ナイトショットモード」が加わっている。
端末の省エネ設定をサポートする「エコナビ」のアプリも進化した。バッテリーの使用状況からバッテリーの持ち時間を予測する機能が新たに加わったほか、バッテリー消費やCPUの負荷の実績をグラフで表示するコーナーも追加されている。エコナビのレベルは「強・標準・弱・ユーザー選択」から選べるようになり、ユーザー選択の項目は従来より増えているという。
このほか、端末を触っていて感心したのが文字入力の手書きモード「クイック手書き」の使いやすさだ。画面に2マスの文字入力エリアが表示され、文字を書くにつれマスがスライドして文章を書き続けられるのだが、レスポンスが素早くサクサクと入力できる。文字の検出制度も高いように思われた。予測変換も活用すれば、高速な文字入力が可能になる。
機種名 | ELUGA X P-02E |
---|---|
OS | Android 4.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon APQ8064(1.5GHzクアッドコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約68×139×9.9ミリ |
重さ | 約152グラム(電池パック装着時) |
連続通話時間 | W-CDMA:約600分 GSM:約590分 |
連続待受時間 | 400時間(LTE:370時間) |
バッテリー | 2320mAh |
アウトカメラ | 有効約1320万画素CMOS(AF対応) |
インカメラ | 約130万画素CMOS |
メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 1080×1920ピクセル約5.0インチHD TFT液晶 |
ボディカラー | Blue Green、Black |
主な機能 | Xi(下り最大100Mbps/上り最大37.5Mbps)、HSDPA/HSUPA(14Mbps/5.7Mbps)、防水、ワンセグ、NOTTV、おサイフケータイ、NFC(決済サービス対応)、テザリング(Wi-Fi10台、USB1台)、エリアメール、Bluetooth(Ver4.0)、DLNA、しゃべってコンシェル、ドコモクラウド、スマートフォンあんしん遠隔サポート、ほか |
発売時期 | 2月上旬発売予定 |
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