スマホ連携+MNP対応で“1台目はPHS”の予感:Mobile Weekly Top10
ウィルコムがスマホ連携と音声サービスを強化したPHSの新端末2機種を発表した。この時期のラインアップ強化は、1年後に控えたケータイとPHSのMNP対応を見据えてのようだ。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2013年11月04日~2013年11月10日
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今回のMobile Weekly Top10は、11月4日から11月10日までに読まれた記事のアクセス数を集計した。先週は「Xperia Z1」の“ここ”が知りたい第1回がトップで、2位はXperia Z1の好調さを伝える携帯販売ランキングの記事だった。なお、最新の販売ランキングではNTTドコモの「iPhone 5s」が首位を奪い返している。また、店頭でオプション加入を勧める背景を説明した佐野正弘氏の連載が3位に入った。
さて先週は、ウィルコムがPHS端末の新製品、「LIBERIO 2 WX11K」「WX12K」を発表した。同社のフィーチャーフォンはBluetoothを使ったスマートフォン連携を進めており、2機種ともスマホの“子機”として使えるのが特徴。さらにWX12Kは「だれとでも定額パス」と同様に、PHSにかかってきた通話をAndroidスマホで出ることができる。また緊急地震速報などケータイでおなじみの機能に対応するのもポイントだ。
ウィルコムがこの時期に通話機能を充実させたモデルを投入するのには、どうやら1年後に予定しているPHSと携帯電話間の番号ポータビリティ(MNP)の開始が関係しているようだ。ウィルコムは他社と異なり製品のライフサイクルが長いため、2014年10月段階でもこの2機種が現行機種である可能性は高い。
080や090で始まる電話番号のままウィルコムに“転入”できれば、「だれとでも定額」などの格安な通話サービスはますます利用者が増えるだろう。そのためには、緊急地震速報など、ケータイでは当たり前になったサービスへの対応も必要になる。1年後、LTE対応で通話料金が高くなったスマホはブラウジングやLINEなどのデータ通信用として残しつつ、通話メインの1台目をPHSに集約する――なんて使い方が当たり前になっているかもしれない。
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