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スマホでの文字入力を使いこなそう―――AQUOS PHONE/ARROWSシリーズ編今日から始めるAndroid(1/2 ページ)

ケータイからの乗り換えユーザーにとって最大の難関でもある文字入力。今回はAQUOS PHONE/ARROWSシリーズを例に文字入力の基本を紹介する。

 前回はGALAXYシリーズとXperiaシリーズの文字入力について紹介した。今回は日本メーカー製のスマホであるAQUOS PHONEシリーズとARROWSシリーズについて紹介する。

 検証はシャープの「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」、富士通の「ARROWS NX F-01F」で行った。基本的な操作については前回の記事も併せて参照してほしい。

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AQUOS PHONEシリーズの文字入力は親切設計

 AQUOS PHONEは「iWnn IME-SH edition」という、シャープ独自の日本語入力システムを採用している。

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キーの文字が太くて視認性の高い「かな」キー(写真=左)。「あA1」キーをタップすると、「英語」キーに切り替わる(写真=右)
再度「あA1」キーをタップすると「数字」キーに(写真=左)。「絵・記・顔」キーをタップすると、記号や顔文字が表示される(写真=右)
工具とマイクの描かれたアイコンを長押しし、上にスワイプする(写真=左)と、QWERTYキーに切り替わる(写真=右)

 最大の特徴は、なんといっても「入力ミス補正」だろう。例えば「うるおぼえ」と入力すると、「!」というヒントマークと共に「うろ覚え」という正しい変換候補が表示される。打ち間違えを減らすにはもってこいの機能だ。


勘違いして覚えている言葉なども、この機能があれば安心

 また、メールの文頭でよく使用する言葉を候補として表示する「メールいきなり予測」も面白い機能だ。入力確定直後に、その言葉に続く予測候補を表示する「つながり予測」など、独自の予測変換機能が充実している。

本文を入力しようとするだけで予測変換に適切な候補が表示される(写真=左)。変換機能の充実ぶりは日本メーカーならでは(写真=右)

 キーボードを上下左右に端から端までスライドさせることで、入力方式などを変換できる「スライド切替」もユニークな機能のひとつ。詳細な設定を変更するには、工具とマイクの描かれたアイコンをタップし、「各種設定」を選択する。

工具とマイクの描かれたアイコンをタップすると、スライド切替の説明画面が表示される(写真=左)。確認し終えると設定画面が表示される(写真=右)

「各種設定」→「スライド切替」の順に進むと、スライドする方向に合わせて割り当てる操作をカスタマイズできる

 また、ローマ字での日本語入力時に不要なキーをグレーアウトしてくれる「ローマ字キーボード補助」という機能もある。英文メールの作成時などに設定するといいだろう。

「各種設定」→「入力補助」で「ローマ字キーボード補助」にチェックを付ける(写真=左)。ローマ字入力で次に入力する可能性のない文字がグレーで表示されるので、視認性が高まる

 キーボードのサイズやデザインのカスタマイズ、連携・引用アプリの起動に対応するなど、細やかなところまで気の利いたAndroidスマホといえる。

「各種設定」→「表示・レイアウト」→「キーボード調整」では、プレビューを確認しながらの細やかな調整が可能(写真=左)。「キーボードイメージ」では6種類のデザインを選べる(写真=右)
「絵 記・顔」キーを長押しし、「アプリ 連携・引用」をタップすると(写真=左)、コピー履歴やネット辞書など各種アプリを呼び出せる(写真=右)
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