前回はGALAXYシリーズとXperiaシリーズの文字入力について紹介した。今回は日本メーカー製のスマホであるAQUOS PHONEシリーズとARROWSシリーズについて紹介する。
検証はシャープの「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」、富士通の「ARROWS NX F-01F」で行った。基本的な操作については前回の記事も併せて参照してほしい。
AQUOS PHONEは「iWnn IME-SH edition」という、シャープ独自の日本語入力システムを採用している。
最大の特徴は、なんといっても「入力ミス補正」だろう。例えば「うるおぼえ」と入力すると、「!」というヒントマークと共に「うろ覚え」という正しい変換候補が表示される。打ち間違えを減らすにはもってこいの機能だ。
また、メールの文頭でよく使用する言葉を候補として表示する「メールいきなり予測」も面白い機能だ。入力確定直後に、その言葉に続く予測候補を表示する「つながり予測」など、独自の予測変換機能が充実している。
キーボードを上下左右に端から端までスライドさせることで、入力方式などを変換できる「スライド切替」もユニークな機能のひとつ。詳細な設定を変更するには、工具とマイクの描かれたアイコンをタップし、「各種設定」を選択する。
また、ローマ字での日本語入力時に不要なキーをグレーアウトしてくれる「ローマ字キーボード補助」という機能もある。英文メールの作成時などに設定するといいだろう。
キーボードのサイズやデザインのカスタマイズ、連携・引用アプリの起動に対応するなど、細やかなところまで気の利いたAndroidスマホといえる。
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