「Gmail」とは、Googleが提供している無料のメールサービスのこと。「Googleドライブ」「Google+フォト」というほかのGoogleのサービスと合わせて15Gバイトの容量が使える。容量追加にも対応し、100Gバイトのプランが月額1.99ドル(約202円)で、30Tバイト(月額299.99ドル/約3万円)までの追加が可能だ。
GmailはGoogleアカウントを利用する。そのため、Androidスマホのユーザーなら、自動的にGmailのアドレスも持っていることになる。PCとスマホで同じメールアドレスが使え、いずれかの端末で行った操作がほかの端末にも反映されるのが特徴だ。もちろん、iOSデバイスでの利用にも対応している。
「Gmail」のアイコンをタップすると、Gmailが起動する。Androidの場合はあらかじめGoogleアカウントを登録しているので、受信設定などをしなくてもすぐにGmailが使える。
メールを受信するには、受信メール一覧の画面を下にドラッグして指を離すか、メニューアイコンをタップして「更新」を選択する。新規メールの作成は、画面右上のメールのアイコンをタップしよう。新規メールの作成画面が表示されるので、宛先、件名、本文を入力して、画面右上の紙飛行機のアイコンをタップすれば送信が完了する。画像やファイルの添付、Cc/Bccに追加などにも対応している。
Gmailではフォルダ分けの機能がなく、代わりに「ラベル」を付けてメールを分類する。デフォルトでは「メイン」「ソーシャル」「プロモーション」などが用意されており、新規ラベルを追加するにはPCから行う。
PCでラベルを作成したら、ラベルを付けたいメールを選択し、メニュー内の「ラベルを変更」をタップ。ラベルの一覧が表示されるので、付けたラベルを選択する。1つのメールに複数のラベルを付けることも可能で、ラベル別にメールを確認できる。
メール同期のオン/オフはラベルごとに選択可能で、「設定」→設定したいGoogleアカウント→「ラベルの管理」→同期したいラベルを選ぶ。同期しておけば、指定したラベルのメールのみを端末内に複製するので、オフラインでもこれらのメールが読める。
設定したラベルのウィジェットをホーム画面上に配置することも可能だ。フォルダもウィジェットに対応するので、よくチェックするラベルやフォルダをホーム画面に配置しておこう。
また、重要なメールには「スター」で目印を付けたり、Gmail内のメールをキーワードやメールアドレスなどで検索できる。
Gmailには「アーカイブ」機能がある。アーカイブとは、受信トレイでメールを非表示にする機能のことだ。ただし、“削除”されるわけではないので、検索すると表示される。アーカイブしたメールを毎回検索するのは面倒なので、「ラベル」や「フィルタ」(任意で設定した条件に沿って、自動でラベルをつける機能。PCから設定可能)でメールを見つければいい。
また、Gmailには「署名」機能や「不在通知」機能もある。署名を設定しておけば、いちいち名前や連絡先を入力せずに済むので便利だ。ちなみに、PCで署名を設定していても、スマホでは新たに設定しなければならないので注意しよう。
不在通知は、開始日と終了日を任意で設定することで、その期間に届いたメールに不在である旨を伝えるメールを自動で返信できる。海外出張や休暇中など、こまめにメールをチェックできない環境にいる際に活用するといいだろう。
ほかにも、添付ファイルのダウンロードをWi-Fi接続時のみにしてデータ通信量を節約したり、画像を表示前に確認する設定にしたりできる。一度「設定」を確認して、自分好みの使い勝手を追求しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.