Googleが提供する「Gmail」アプリは、公式アプリ以外にもさまざまなアプリが配信されている。公式アプリでもスマホならではの操作性などが考慮されていて使いやすいが、普段からGmailの利用頻度が高い人は、サード―パーティ製のアプリを導入するのもおすすめ。
そこで今回はGmailをより快適に使うためのアプリを紹介する。いずれも無料なので、試しにダウンロードしてみてほしい。
Gmailアプリの中でも特に人気が高い「Mailbox」は、クラウドサービスの中でも高いシェアを誇るDropboxが2013年に買収したことでも話題になった。iOS版アプリのリリースに続き、2014年4月にはAndroid版アプリもリリースされた。
利用できるメールサービスはGmailとiCloudのみ。Gmailとそれ以外のWebメールをまとめて管理したい場合は、後述のサービスを利用しよう。
本アプリの最大の特徴は、スワイプ操作でメールの処理が行える点にある。受信トレイ内のメールを右に軽くスワイプすればアーカイブ、右端までフルにスワイプすれば消去できる。また、左に軽くスワイプするとスヌーズ(再アラーム機能)、フルにスワイプすると任意のリストに分類可能だ。読み終えたメールはアーカイブ、不要なメールは消去、再通知が必要なメールはスヌーズ、タスクとして登録したいメールはリストへといった風に使うといいだろう。
受信メールの詳細画面からも、画面上部で上記と同様の操作が行える。また、返信や転送などは画面下部のアイコンをタップして行う。
Mailboxではブラウザ版Gmailで用いられる「ラベル」や「自動振り分け」の機能はない。あくまでも、受信したメールをスマホで効率よく振り分けて検索性を高める点が追求されている。また、ブラウザ版Gmailでは本アプリで振り分けた「Later」「To Buy」「To Read」「To Watch」などのリストがラベルとして追加される。
メールを読んでそのままにするのではなく、きちんと振り分けてメールボックスを整理するのがGmailの使い方。そんなGmailに最適な機能を備えた本アプリは、スマホユーザーの超定番アプリともいえるだろう。
Gmailはもちろん、「Yahoo!メール」や「Outlook.comメール」など主要なメールサービスを一元管理できるのが「myMail」というアプリ。Webメールだけでなく、IMAP/POP3方式にも対応する。
ちなみに、アカウントの登録時に表示される「YAHOO!」は米Yahoo!メール(@yahoo.com)のことなので、Yahoo!Japan(@yahoo.co.jp)のメールを登録するには、「OTHER MAIL」を選択しよう。
また、IMAP方式の「ドコモメール」の登録にも対応している。ただし、あらかじめdocomo IDを利用中のドコモのメールアドレスにしなければならない。初期設定のdocomo IDは電話番号が割り当てられているので、「My docomo」にアクセスして、ドコモメールのアドレス(@docomo.ne.jp)に設定を変更しよう。変更し終えたら「myMail」を起動し、ユーザー名の欄に先ほど登録したdocomo ID、パスワード欄にdocomo IDのパスワードを入力してログインする。
アプリのデザインはシンプルで分かりやすい。メニュー名などの日本語表示には非対応だが、操作ボタンなどがイラストで表示されているので、直感的に使えるだろう。あらかじめGmailで設定したラベルも認識するので、標準アプリと同じ感覚で使いやすい。特に「Unread」ラベルで未読メールをまとめて確認できるのは便利だ。
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