NTTドコモのスマートフォンでは、2013年10月24日に開始した「ドコモメール」というサービスを利用できる。メールアドレスは従来の「〜@docomo.ne.jp」が適用され、受信したメールはドコモのメールサーバに蓄積される。そのため、機種変更時にメールデータを以降する際や、スマホを紛失した際のデータ復旧が簡単に行えるのが特徴だ。
また、データはクラウド上に保存されるため、タブレットやPCのブラウザなどからスマホと同じメールアドレスで、メールを送受信できる。ブラウザで利用するには、あらかじめドコモメールアプリの「メール設定」で「ドコモメール設定サイト」にアクセスし、docomo ID利用設定を有効にしておこう。
クラウド上に保存できるメールの容量は1Gバイトで、最大保存件数は2万件。容量と件数が超過した場合は、古いメールから順番に消える。また、ドコモメールアプリで受信した「メッセージR/メッセージS」と、赤外線やバックアップアプリなどを使って取り込んだメールは、ローカルメールとして端末にのみ保存される。
ドコモメールは、従来の「spモード」メールと使い勝手はほぼ変わらない。受信したメールの返信や転送が可能で、本文を含めて10Mバイトまでの添付メールの送信に対応する。宛先を追加すれば、100件まで同じ内容のメールを同時に送信できる。
また、文字の大きさや背景の色、本文中へのデコメ絵文字の添付などが可能な「デコメール」の送受信も行える。タブからデコメや添付機能を呼び出せる仕様は、これまでのspモードメールよりも操作が分かりやすい。
ドコモメールを使う際に注意したいのが、Wi-Fiの利用時だ。Wi-Fi接続時にメールを送受信するには、あらかじめWi-Fiオプションパスワードの新規設定とメールアプリへのWi-Fiオプションパスワードの設定が必要。スマホを使い始めたら、まずはこの設定を忘れずにしよう。
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