年内で1000万契約を目指す楽天モバイル。2025年11月7日現在で950万回線突破と目標まであと一歩まで迫った。しかし、直近の決算期でも40.5万回線しか増えていないことを考えると、50日超で50万回線を増やすのは若干、無理のある計画とも言える。
この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2025年11月22日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。
1日1万ペースで純増数は増えているようだが、解約数も多いというのが現状だ。
そんななか、毎日、スパムのように届く楽天各サービスからのメールをチェックしていたら「楽天ビジネスカードをお持ちのあなたへ モバイルルーターのご案内」というのを発見した。
開くと「モバイルルーター本体を1ポイントでゲットして、2027年9月までデータ使い放題」「月額料金なし」「期間終了後は自動更新なし」という何とも魅力的な内容であった。
申込期間は10月9日から、先着5万名限定ということで、慌てて申し込んだところ、数日で我が家に「Rakuten WiFi Pocket Platinum」が届いた。
本人限定受け取りの郵便物であったため、本人確認書類の提示が必要であった。
ただ、開封し、パソコンやスマートフォンからSSIDにアクセス。パスワードを入力したらすぐにデータ通信ができた。楽天モバイルとの契約や開通作業は一切不要であった。
A4サイズの紙が2枚だけ入っていたが、そこには「電気通信事業者:楽天グループ株式会社」と書いてあった。どうやら、楽天グループがMVNO、楽天モバイルがMVNEになっているようだ。
楽天モバイルが目標とする1000万契約は、MVNO回線を含んだものとなっている。
仮に楽天モバイル自身が1ポイントでルーターをバラマキ、2年も無料で使えるデータ使い放題サービスを提供したら、どえらい騒ぎになるだろう。
しかし、楽天モバイルはあくまでMVNOとして回線を提供し、楽天グループが勝手に「バラマキ」するのであれば、楽天モバイルは問い合わせがあっても、知らぬ存ぜぬを貫ける。実に上手いスキームといえるだろう。
先着5万名とあるが、おそらく青天井で契約できるのではないか。2027年9月まで無料で使い続けられるということで、誰も解約をするはずはない。顧客基盤を安定化させるという意味でもよくできた仕組みだ。
「バラマキ」自体はかつてソフトバンクも、SIMカードの入ったフォトフレームや体重計で契約数を作っていたこともあり、業界的にはよくあることで否定されることはない。
楽天グループとしても、財務的に楽天モバイルの黒字化が至上命題なだけに、グループ全体で契約数を上乗せしていく努力を続けているのは間違いない。
このスキームは楽天ビジネスカードを持つユーザーに向けた施策であるが、おそらく、他の楽天経済圏に参加する人たちに向けた「特別優待」も存在しそうだ。
こうしたスキームがあるならば、年内1000万契約の目標達成は安泰だ。
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