2月2日から「東京アプリ生活応援事業」が始まった。「東京アプリ」とは、東京都公式アプリのことで、アクセス方法が分散されていた行政サービスを将来的に一元化することを目指して、2025年2月にリリースされた。
今回の「東京アプリ生活応援事業」は、東京アプリを普及させることと、物価高を踏まえて都民の生活を応援することが目的。東京アプリを使ってマイナンバーカードによる本人確認を行うことで、1万1000ポイントの東京ポイントがもらえる。15歳以上の東京都民が対象になるので、該当する人はぜひ活用してほしい。
筆者は開始初日の2月2日に申し込みを行った。完了時には「数日〜1週間程度かかることがある」とされていた東京ポイントが、何と翌日に付与されたことに驚いた。
この東京アプリ生活応援事業に合わせて、さまざまなキャンペーンも始まった。東京ポイントを各社のポイントなどに交換した場合、1ポイント=1円分で1万1000円分になる。獲得した東京ポイントをどう使うのがお得なのかについても解説する。
東京アプリ生活応援事業の申し込みに必要なものは、NFC対応のスマホ(iPhoneはiOS16以降、AndroidはAndroid11以降)で、東京アプリの他に、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」をダウンロードする。もちろんマイナンバーカードも必要だ。
東京ポイントの申し込み方法は、「東京アプリのはじめ方ガイドと参加方法」のページを参照してほしい。申し込み手順がスマホ画面入りで説明されているので分かりやすい。
簡単に手順を説明すると、以下のような流れになる。
操作内容は、メールアドレスを登録してパスワードを設定したり、スマホの電話番号からSMS認証したりと、新しいアプリを利用するときと同じ。異なるのはマイナンバーカードを作ったときに決めた、「利用者証明用電子証明書」の暗証番号と「券面事項入力補助用」の暗証番号(いずれも4桁)を入力して、マイナンバーカードの読み取りを行うところだ。
暗証番号を覚えていればサクサク進む作業だが、実物のマイナンバーカードを取り出したり、かざしたりしなくても本人確認できる「iPhoneのマイナンバーカード」や「Androidスマホ用電子証明書」は利用できないのか? という疑問を感じた。現時点では東京アプリの本人確認には、実際のマイナンバーカードが必要になるが、今後のアップデートに期待したい。
実際に操作してみると、東京アプリとデジタル認証アプリの2つのアプリをダウンロードして設定することが、心理的なハードルが高く感じられる。とはいえ操作自体は5分もかからなかったので、少しの手間で1万1000円相当が手に入ると考えれば、決して損はないはずだ。
獲得した東京ポイントは、ポイント交換やチケット交換できる。現在、ポイント交換できるのはau PAY、dポイント、メルカリポイント、楽天ペイ(楽天キャッシュ)、Vポイントで、いずれも100ポイント以上から。100ポイント=100ポイント分または100円分として交換できる。
チケット交換では、都内の美術館やトレーニングルームの利用券などに交換できる。いくつか見てみたが、特に割引されている印象ではないので、ポイント交換した方がキャンペーンなどもあってお得だと感じた。
筆者は申し込みの翌日に東京ポイントを受け取れたが、混雑次第ではもっと時間がかかるのではないかと思う。この事業は1年以上と長く、混雑カレンダーによると、開始時と終了時を除いた4〜12月が順調とされている。
だからといってのんびり構えていてはいけない。なぜなら東京ポイント絡みのキャンペーンは、早いものは3月31日で終了してしまうからだ。
現在、発表されているキャンペーンを、以下に簡単に紹介する。詳しくは各社のサイトで確認してほしいが、ポイント還元タイプと抽選タイプの2つのキャンペーンがあることが分かる。
ポイント還元タイプのdポイントとVポイントは、いずれも10%ポイント還元になる。だが、dポイントがポイント交換だけなのに対して、Vポイントは期間中に決済した金額に対して還元されるので、早めにVポイントを買い物で使い切らないことには全額10%還元にはならない。また、今回、進呈されるdポイントの有効期間は進呈日から3カ月なので、その点にも注意したい。
一方、抽選タイプのau PAYは5000人と当選者は多いものの、当たるのが2000ポイントで、3000ポイント以上の交換が必要になる。楽天ペイは555人と当選者が少ないものの、当たるのが5555円分と多く、1000ポイント以上の交換と低めの設定だ。
これら抽選タイプは、決済することでもポイントが得られる。au PAY残高に交換してau PAYの決済に利用することで、基本0.5%のポイント還元が得られる。楽天ペイの場合は、楽天キャッシュでチャージ払いにすることで、最大1.5%のポイント還元になる。1万1000円分でau PAYは55円分、楽天ペイは最大165円分と上乗せ分は少ないが、さらに得できることは覚えておきたい。
なお、dポイントは決済に利用できるが、ポイント付与の対象にならない。Vポイントは、VポイントPayアプリにチャージして決済することで通常0.5%のポイントが得られるが、今回の10%還元が「通常ポイント0.5%+キャンペーン特典9.5%」という内訳なので、決済しても追加のポイントは得られない。
ということで、確実にポイントを増やすならdポイントに交換して、10%還元の1100ポイントをもらうのがお得だ。ただ、1万1000ポイントを分割して利用する方法もあるので、1000ポイントを楽天ペイ(楽天キャッシュ)に交換して、5555円の当選を狙うのもアリだろう。
東京ポイントの交換先にはメルカリポイントもあるが、キャンペーンの予定がなかったので、選択肢には加えなかった。だが、もらった東京ポイントを有効に活用するためには、普段よく利用するポイントに交換するのが一番。自分ならどのポイントがいいのか考えつつ、早めに申し込みをしておくことをおすすめする。
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