楽天モバイルを「固定回線」「モバイルWi-Fiルーター」としてお得に活用する方法(1/2 ページ)

» 2025年04月08日 17時34分 公開
[シムラボITmedia]
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 楽天モバイルは契約回線数が増えており、2024年末時点で830万を超えました。アプリ「Rakuten Link」を使えば通話料が無料になることから、筆者もメイン回線として使っています。以前紹介した従業員紹介キャンペーンもお得と話題です。

 ただ、楽天モバイルにはそれ以外にも「データ使い放題で月額3278円と安い」「海外でも追加料金なしで2GBまでデータ通信できる」といった特徴があり、意外な活用方法もあります。そこで今回は楽天モバイルをスマホ以外でお得に活用する方法を解説します(料金は全て税込み)。

楽天モバイルのSIMをモバイルルーターに入れて固定回線化

 まず紹介するのは、楽天モバイルを固定回線として使う方法です。自宅の固定回線といえば光回線を引くのが一般的ですが、1人暮らしや利用期間が短い場合は工事やルーターの接続が少々面倒です。そういった際に、データ使い放題で料金が安い楽天モバイルを活用しましょう。筆者も以前に楽天モバイルのSIMカードをモバイルルーターに入れ、固定回線代わりに使っていました。

Rakuten WiFi Pocket 2C 筆者はRakuten WiFi Pocket 2Cに楽天モバイルのSIMを入れ、固定回線として使っていた

 使い方は簡単です。楽天モバイルに対応したモバイルルーターにSIMカードを入れ、自宅にセットするだけです。月額料金はスマホと同じで、月20GB以上はどれだけ使っても月額3278円以上かかりません。ほとんどの光回線より安く使えますね。

 この方法にはモバイルルーター本体が必要ですが、筆者は楽天モバイルで購入した「Rakuten WiFi Pocket 2C」を用いました。現在は2Cの後継となる「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を販売中で、回線契約とセットなら9834円相当のポイント還元があり、これを差し引くとプラン料金3278円が3カ月分無料になります。

Rakuten WiFi Pocket 2C Rakuten WiFi Pocket Platinumは回線契約とセットならお得な還元がある。5G非対応だが、筆者が検証した際は20〜30Mbpsほどの速度が出ており、普段使いには十分だろう

 この方法は、1人暮らしや1〜2年で転居する可能性がある人に加え、光回線が開通するまでのつなぎに使うのも有効です。特に例年3〜5月は光回線の申し込みが集中し、実際に使えるまでに数カ月を要することもあります。この間だけモバイルルーターを使って楽天モバイルを固定回線代わりにするのもオススメです。

 一方、この方法では通信速度はあまり期待できません。5Gエリア内、かつ5G対応のモバイルルーターを使えば速い可能性はありますが、楽天モバイルの5Gに対応したモバイルルーターは少ないのが現状です。速度が必要な人は光回線やホームルーターを検討しましょう。

スマホのテザリングでも固定回線代わりになる

 モバイルルーターではなく、スマホのテザリング機能を使って固定回線化する方法もあります。楽天モバイルのSIMカードをいつも使っているスマホに入れ、外出中は普段通りに使い、自宅に帰るとテザリングをオンにしてPC、タブレット、ゲーム機や他のネットワーク機器に接続する方法です。スマホ以外にWi-Fiに接続して使う機器が少ない場合はこの方法で十分でしょう。

Rakuten WiFi Pocket 2C テザリングとは、スマホの回線を利用して他の機器をインターネットに接続できる機能。iPhoneでは「インターネット共有」と表記されている

 ただし、最近はWi-Fiに常時接続する機器が増えており、筆者の自宅でもPCやタブレットに加えて、テレビ、DVDレコーダーやAmazonのAlexaもWi-Fiにつながっています。また、SwitchBotにより自宅をスマートホーム化しており、ライト、エアコン、加湿器、サーキュレーターなどもWi-Fi経由でコントロールしています。このようにWi-Fiに接続する機器が多かったり、自宅にいないときでもWi-Fiが必要だったりする場合は、スマホをもう1台用意し、テザリング機能で固定回線化するのがオススメです。

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