キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感”

» 2026年03月09日 11時17分 公開
[佐藤颯ITmedia]

 Unihertzは現地時間3月2日、新型スマートフォン「Titan 2 Elite」をMWCにて正式発表した。コンパクトなキーボード付きスマートフォンで、Kickstarterによるクラウドファンディングを3月中より開始。日本への発送にも対応する。

BlackBerryに近いキーボードの操作感

 Titan 2 Eliteは ギークな製品が多いUnihertzの中でも、同社が得意とするキーボード付きというジャンルのスマートフォン。かつてのBlackBerryやPalmにインスパイアされた商品群となる。

 大きな特徴はそのサイズにある。BlackBerryのスマートフォン事業撤退以降に登場したキーボード付きスマホの大半は、一般的なサイズのスマホの下部にキーボードを設けたものだった。そのため、スマートフォンとしては使いやすくても、キーボード入力を前提とした端末としては重量バランスに難があるものも少なくなかった。

 今回のTitan 2 Eliteは、本体全体をコンパクトなサイズに抑えながらキーボードを搭載している。BlackBerry Classicに近いサイズ感で、両手での入力のしやすさは抜群にいい。

Titan 2 Elite
Titan 2 Elite 本体カラーはブラックとオレンジの2色を用意する
Titan 2 Elite フレームは金属製を採用。小型化しながらも必要機能を詰め込んだ結果、本体はやや厚めになった

 キーボードのピッチ、ストロークもおおむねBlackBerryに近い。キーのサイズは小さすぎることもなく、親指で楽々入力できた。特定のキーの押しにくさもなく、キーボードを備えるスマートフォンをよく使っていた人ならすんなりと利用できそうだ。

 一方で、最下段のキー配置にややクセがある。左からシフトキー、ホームボタン、戻るボタン、スペースキー、メニューボタン、ファンクションキー、シフトキーという並びで、正直使いにくい。筆者が確認した限り、スペースキーをホームボタンに割り当てたり、ホームボタンをファンクションキーと入れ替えたりできることは確認できた。従来モデルと同じく、キーボード設定からある程度のカスタマイズが可能だ。

 これらの細かいソフトウェアやキーボードの各種カスタマイズの詳細は、クラウドファンディング開始時にアナウンスするとのことだ。

Titan 2 Elite キーボードはよくできているが、最下段の配置は少々使いにくく感じた
Titan 2 Elite 日本語入力も問題なく行える。このあたりは以前からキーボード搭載スマホを作っているだけあって、ノウハウを持ち合わせている
Titan 2 Elite キーボードはある程度カスタマイズが可能だ

基本性能は5G対応ミッドレンジ 上位版も登場予定

 Titan 2 Eliteの基本性能は5G対応のミッドレンジスマホとなる。展示機のプロセッサにはMediaTek製の「Dimensity 7400」を採用し、メモリは12GB、ストレージは256GB。ディスプレイは4.03型(1080×1200ピクセル)のAMOLEDで、120Hzのリフレッシュレートに対応し、本体バッテリーは4050mAhだ。開発機のためこれ以上の詳細は明かされなかったものの、説明員によると、より高性能な「Dimensity 8400」を採用する上位版も予定しているという。同じ本体に異なるプロセッサを採用することになる。

 OSにはAndroid 16を採用し、4回のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートを行う予定としている。ニッチな端末だけあって後継モデルがなかなか出にくいものであるが、発売から5年間、安心して使えるのは大きなプラス要素だ。

Titan 2 Elite プロセッサにはDimensity 7400を採用する
Titan 2 Elite 本体は4.03型のディスプレイを採用。若干縦方向が長いものの、正方形に近い印象だ

 Unihertz Titan 2 Eliteは従来のAndroidスマホ+キーボードの構成ではなく、コンパクトで胸ポケットに入るサイズ感から、かつてのBlackBerryのDNAをしっかりと受け継ぐ端末だと感じた。ただ、画面が小さいこともあり、1台で何でもこなすスマホというよりは、2台目のサブスマホとして使った方が適しているだろう。そうした点から、マニア向けのとがった端末と感じた。

 本機種のクラウドファンディングはKickStarterにて3月中に開始予定。日本にもファンが多いキーボードスマホの最新モデルに期待したい。

著者プロフィール

佐藤颯

生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。

スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
  10. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年