「それ、家じゃダメなの?」──スターバックス店内でにおける長時間滞在問題が再燃した。店内での長居は昔からネット上に疑問の声が多数あったが、ここ最近になってネット上でマナーを問う声が相次いでいる。
スターバックスコーヒージャパンは「サードプレイス(第3の居場所)」というコンセプトを掲げている。サードプレイスは、自宅でも職場でもない、第3のリラックスできる場所を指し示す。しかし、これを「リラックスできる仕事場やファミレス」とはき違えている人がいるのか、店内にてスマートフォンやPCを長時間操作したり、席の占有をしたり……と、店内が混雑する状況下で配慮に欠けた行動が多く見られる。
ネット上でもこれらの行為に冷ややかな目が向けられている。一体、何が問題視されているのか──ネット上の意見を整理する。
スターバックスコーヒージャパンは公式サイト内の「会社案内」において、「家でも職場でもない『サードプレイス』の提案など、時代ごとの空気をつぶさに感じ取りながら、新たな価値を生み出し、文化を育んできました」と明記している(出典:スターバックスコーヒージャパンの会社案内)特に多く見られるのが座席の占有に対する不満だ。混雑して座れない客がいるのに居座る行動へ疑問が寄せられている。ネット上の声には「コーヒー1杯で長居し、PCを操作する自分に酔う客が多い」「混雑時に何時間も居座る客の人間性を疑う」と厳しい意見がある。大きなテーブルを1人で独占する客や、無料の水にシロップを入れて飲む客など、マナー違反の報告も相次ぎ、公共空間でのモラル低下が不満の根本にあるようだ。
カフェ本来のくつろげる雰囲気が損なわれている点を指摘する声もある。リラックス目的で訪れた客にとって、周囲が作業や勉強に没頭する光景は居心地の悪さを感じさせる原因になる。ネット上には「せっかくくつろごうと来店したのに、勉強に夢中な学生が複数いると雰囲気が丸潰れであり、まるで塾のようだ」と落胆する声が上がっている。休憩を楽しむ客と作業に集中する客との間で、空間の捉え方に大きなギャップが生じているのが現状だ。
共有スペースを過度に私物化する行為に対する苦言も少なくない。ネット上には「飲食用のテーブルにPC(2台)やタブレットを広げ、私物のバッグの中身まで机いっぱいに展開して、自分の書斎のようにスペースを使う客がいる」という目撃談もある。
スマートフォンやPCを利用したリモート会議中の話し声が「うるさい」という意見や、プライバシーへの配慮不足を指摘する声も見られる。「公共の場でハラスメント案件の議事録を作成している人を見かけたことがあり、企業の意識を疑う事態が発生している」という報告がある。加えて、「顔出しをして周囲が映る状態でオンライン会議に参加したり、イヤフォンをせずに内容が筒抜けになっていたり、大声で通話したりする行為が気にかかる」と、周囲への迷惑を顧みない利用者の行動に多くの人が不快感を示している。
問題点を振り返ると一人席やテーブルの占有にとどまらないことが分かる。マナー違反によるモラル低下やセキュリティリスクなど、多岐にわたる問題を含んでいるのが実情だ。
人によっては店舗内におけるルールが明確に定められているのか気になるはずだ。公式FAQでは、「店内で勉強しても良いですか?」という質問に対して、「店舗によって異なりますので、詳しくは店舗のバリスタ(従業員)にお問い合わせください」と回答。一方、スマートフォンやPCに関する記述は見当たらない。
本件について、本紙(ITmedia Mobile)はスターバックスコーヒージャパンへ取材を申し込み、公式な見解や回答を得られ次第、別記事で詳細をお伝えする予定だ。
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