「Pixel 11」は何が変わる? メモリ減少で100ドル前後の値上げも? 出そろったうわさを整理する

» 2026年07月19日 12時42分 公開
[山本竜也ITmedia]

 Googleが、新製品発表イベント「Made by Google」を現地時間の8月12日(日本時間8月13日7時)に米ニューヨークで開催すると発表しました。あわせて、Googleストアでは、次期スマートフォン「Pixel 11」シリーズの予約受け付けを現地時間の8月12日に開始すると案内しています。ティーザー動画では、「Pixel 11 Pro」の本体デザインも先行公開されています。

Pixel 11 ティーザー動画で公開されたPixel 11 Pro本体。ゴールド系のカラーに金属フレーム、おなじみの横長カメラバーという組み合わせだ

 正式発表に向けて、Pixel 11のうわさも盛り上がってきています。そこでこの記事では、正式発表を前に出そろっている予想やリーク情報を整理してみました。なお、現時点で確定しているのはGoogleが公式に発表した日程とデザインのみで、以下で紹介するスペックや価格はいずれも非公式のリーク・報道ベースの情報です。

ラインアップは4モデル、全体的に値上げか

 7月中旬、米Amazonに発売前のPixel 11シリーズの商品ページが誤って掲載され、ラインアップや価格とみられる情報が一時流出しました。米メディアのDroid Lifeや9to5Googleなどがその内容を報じています。

 それによると、ラインアップは「Pixel 11」「Pixel 11 Pro」「Pixel 11 Pro XL」「Pixel 11 Pro Fold」の4モデル構成です。流出した米国価格は以下の通りとなっています。

  • Pixel 11:899ドル(256GB)/1019ドル(512GB)
  • Pixel 11 Pro:1099ドル(256GB)/1219ドル(512GB)/1449ドル(1TB)
  • Pixel 11 Pro XL:1299ドル(256GB)/1419ドル(512GB)/1649ドル(1TB)
  • Pixel 11 Pro Fold:1899ドル(256GB)/2019ドル(512GB)/2249ドル(1TB)

 前世代のPixel 10シリーズと比べると、最低価格ベースでおおむね100ドル(約1万6000円)前後の値上げとなっています。日本円にすると、最安のPixel 11(256GB)は約14万6000円からで、最も高額なPixel 11 Pro Fold(1TB)は約36万5000円です。

 気になる点として、Pixel 11 ProとPro XLの256GBモデルは、メインメモリが従来の16GBから12GBに減少するとの記載もありました。世界的なメモリ価格の高騰が背景にあるのかもしれません。なお、Pixel 10シリーズにあった128GBモデルは姿を消し、256GBからのスタートとなるようです。

 カラーはAmazonでの掲載情報によると、無印Pixel 11がFrost、Pistachio、Hibiscus、Obsidianの4色。Pixel 11 Pro/Pro XLがOlive、Obsidian、Canyon、Fogの4色。そして、折りたたみのPixel 11 Pro FoldにはMidnight、Pineの2色が展開されるようです。なお、Amazonの掲載では商品タイトルと商品説明で色名の表記が食い違っており、いずれも仮の名称である可能性があります。

Tensor G6はTSMCの2nmプロセス製造か

 Pixel 11シリーズが新たに搭載すると予想されている新プロセッサ「Tensor G6」は、TSMCの2nmプロセスで製造されるとのうわさがあります。ただし、以前には3nm世代の改良版である「N3P」で製造されるとの情報も出ており、製造プロセスに関する情報は割れています。いずれの場合も、Tensor G5から性能と電力効率の改善は期待できそうです。

 また、9to5Googleが伝えたリーク情報によると、CPU構成はArm C1 Ultra(4.11GHz)×1+C1 Pro(3.38GHz)×4+C1 Pro(2.65GHz)×2の7コア仕様とされています。GPUはPowerVR系の「CXTP-48-1536」、モデムはMediaTek製の「M90」、セキュリティチップは新しい「Titan M3」になるとのことです。

温度センサーは廃止? 背面が光る「Pixel Glow」を搭載

 リーク情報で知られるTelegramチャンネル「Mystic Leaks」の情報によると、Pixel 11 Proシリーズでは、Pixel 8 Pro以降に搭載されてきた温度センサーが廃止され、カメラバー内にRGB LEDが組み込まれるとのことです。

 スマートフォンの背面にあるRGB LEDというとNothingのGlyphを思い浮かべますが、サイズは小さいものの、それに似た仕組みとされています。Googleが公開したティーザー動画をよく見ると、確かにそれらしいLEDが確認できます。

Pixel 11 Pixel 10 Proのカメラバー。フラッシュの下にあるのが温度センサーだ

 このLEDに関連するとみられるのが、「Pixel Glow」と呼ばれる機能です。Android 17 Beta 4内の文字列からその存在が示唆されているもので、本体を伏せて置いた際に通知を光で知らせたり、Geminiが音声を聞き取っている状態や応答中であることを表示したりする用途が想定されているようです(Android Authorityの記事より)。

ディスプレイは高輝度化、バッテリーは微減か

 Amazonで一時公開された情報によると、ディスプレイはPixel 11とPixel 11 Proが6.3型(1280×2856ピクセル)、Pro XLが6.8型(1344×2992ピクセル)のOLEDで、いずれも120Hz駆動に対応しています。Proモデルはピーク輝度2450ニトとの別のリーク情報もあり、前世代からさらに明るくなりそうです。

 一方、バッテリー容量は微減との情報があります。Amazonの掲載ではPixel 11 Proが4850mAh、Pro XLが5115mAh、Pro Foldが4750mAh。ただし、5月時点のリークではPixel 11 Proは4707mAh(最小容量)とされており、数値が食い違っています。最小容量と標準容量の違いである可能性が高いものの、現時点ではどちらとも判断できません。いずれの数値でも、Pro FoldはPixel 10 Pro Fold(5015mAh)から200mAh以上減る計算です。

 充電関連では、Pixel 10シリーズと同様、マグネット位置合わせに対応するQi2ワイヤレス充電をネイティブサポートするようです。

カメラはPro系で新型センサーに刷新か

 カメラは、Pro系のメインと望遠が新型センサー(開発コード「bastet」「barghest」)に刷新されるとの情報があります。標準モデルを含めて新しい50MPセンサーが共有されるとの見方もありますが、センサーの型番や詳細な仕様は現時点で判明していません。インカメラは全モデル13MPとのことです。

日本では表参道に初の直営店がオープン

 日本向けの動きとしては、8月13日に東京・表参道でGoogleの旗艦店「Google Store」がオープンすることが発表されています。Googleとして日本初の直営実店舗です。タイミング的には、8月13日のオープン時点でPixel 11シリーズの実機の展示を期待したいところです。

Pixel 11 表参道にオープンするGoogle Store

まとめ:確定しているのは日程とデザインのみ

 現時点で確定しているのは、予約開始が米国時間の8月12日、発表イベントが日本時間の8月13日7時から、Pixel 11 Proのデザイン、そして表参道の直営店オープンまでです。価格やスペックに関する情報は、Amazonの誤掲載のように実際の商品ページに由来するものも含まれるとはいえ、全て非公式であり、正式発表で変わる可能性は残ります。

Pixel 11 予約購入は8月12日からと案内されているが、恐らく日本時間の8月13日になると予想される

 買い替えを検討している人は、まず日本時間8月13日7時の発表イベント(ライブ配信予定)で正式な内容を確認してから判断するのがいいでしょう。Pixelシリーズは予約特典としてストアクレジットなどが用意されることが多いため、購入をほぼ決めている人は、予約開始のタイミングを押さえておくことをおすすめします。

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