「10万円以下の新品iPhoneは消滅しました」――Apple値上げでSNSに嘆きの声

» 2026年07月18日 04時30分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]

 Appleは7月18日、各製品の一斉値上げを行った。iPhoneやApple Watchなどが対象となる。この大幅な価格改定の背景には、AI需要の急拡大に伴う世界的なメモリおよびストレージ価格の高騰がある。その影響が、iPhoneやApple Watchなどにも及んだ形だ。各モデルの具体的な値上げ幅や新価格の詳細については、速報記事を参照いただきたい。

 今回の大幅な価格改定を受け、X(旧Twitter)などのSNS上では驚きや嘆きの声が相次いでいる。とりわけ消費者にショックを与えているのが、iPhoneの中では最も安価なスタンダードモデルである「iPhone 17e」でさえ10万円の大台を突破した事実だ。

iPhone17e iPhoneの中では最も安価な「iPhone 17e」さえ10万円を超えたことが、消費者に衝撃を与えている

 Xユーザーからは、「iPhone 17eが10万円の大台を突破してしまったのは、もはやエントリーモデルの定義を根本から疑うレベルです」といった声や、「ついに10万円以下で買える新品のiPhoneは消滅しました」といった悲鳴が目立っている。また、「機種変更をしたら10万円以上かかります。新しさに高揚する時代が終わったのを感じます」と、度重なる高額化によって最新機種を追うモチベーションそのものが失われつつあるという意見も寄せられている。

 振り返れば、かつては5万円以下で購入できる新品のiPhoneが存在していた。2020年4月に発売された「iPhone SE(第2世代)」のスタート価格は4万9800円であり、新品ながら手頃な価格設定が多くのユーザーにとって大きな魅力だった。

 しかし、その後は徐々に端末の価格高騰傾向が強まってしまった。2022年3月に後継となる「iPhone SE(第3世代)」が登場した際、価格は5万7800円に引き上げられ、この時点で4万円台で買えるiPhoneは姿を消した。そして今回の一斉値上げにより、ラインアップのなかで最安となるiPhone 17eの価格は10万7800円となり、ついに「10万円以下」という選択肢までもが完全に失われることとなった。

iPhoneSE かつてiPhone SE(第2世代)は4万9800円から購入でき、その手頃さが大きな魅力だった

 長年続いてきた段階的な価格高騰の波は、ついに身近だったはずのエントリーモデルのハードルを10万円超えへと押し上げてしまった形だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月17日 更新
  1. 「友達だけ」のはずが、なぜXで拡散? 看護師の患者撮影動画が流出した「setlog」の“抜け穴”とBeRealとの違い (2026年10月16日)
  2. 異例の「iPhone Air」投げ売りはなぜ起きている? 定価29.5万円の1TBモデルが、いま18.4万円で買える3つの理由 (2026年10月15日)
  3. 「iPhone Air」本音レビュー:使って分かった「バッテリーの持ち」と「ケース選び」の悩ましさ (2025年10月10日)
  4. ドコモ「緊急地震速報が届かない」件を謝罪 エリアメール未配信の障害 (2026年10月16日)
  5. ソニー、米国で新ウォークマン3機種を発表 最上位「NW-WM1ZM3」は約93万円、画面は5.5型に (2026年10月16日)
  6. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  7. 「Yahoo!カレンダー」を「LINEカレンダー」へ刷新 単独アプリ化の背景と追加された新機能を解説 (2026年10月15日)
  8. 緊急地震速報の「取り消し報も大音量」――爆音との声SNSに 気象庁「必要に応じて検討は行うべき」 (2026年10月17日)
  9. 「一瞬の退屈も我慢できない」SNS中毒“ドパガキ”ってなんだ? その心理と、日本以外の状況 (2026年09月15日)
  10. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー