Appleは7月18日、各製品の一斉値上げを行った。iPhoneやApple Watchなどが対象となる。この大幅な価格改定の背景には、AI需要の急拡大に伴う世界的なメモリおよびストレージ価格の高騰がある。その影響が、iPhoneやApple Watchなどにも及んだ形だ。各モデルの具体的な値上げ幅や新価格の詳細については、速報記事を参照いただきたい。
今回の大幅な価格改定を受け、X(旧Twitter)などのSNS上では驚きや嘆きの声が相次いでいる。とりわけ消費者にショックを与えているのが、iPhoneの中では最も安価なスタンダードモデルである「iPhone 17e」でさえ10万円の大台を突破した事実だ。
Xユーザーからは、「iPhone 17eが10万円の大台を突破してしまったのは、もはやエントリーモデルの定義を根本から疑うレベルです」といった声や、「ついに10万円以下で買える新品のiPhoneは消滅しました」といった悲鳴が目立っている。また、「機種変更をしたら10万円以上かかります。新しさに高揚する時代が終わったのを感じます」と、度重なる高額化によって最新機種を追うモチベーションそのものが失われつつあるという意見も寄せられている。
振り返れば、かつては5万円以下で購入できる新品のiPhoneが存在していた。2020年4月に発売された「iPhone SE(第2世代)」のスタート価格は4万9800円であり、新品ながら手頃な価格設定が多くのユーザーにとって大きな魅力だった。
しかし、その後は徐々に端末の価格高騰傾向が強まってしまった。2022年3月に後継となる「iPhone SE(第3世代)」が登場した際、価格は5万7800円に引き上げられ、この時点で4万円台で買えるiPhoneは姿を消した。そして今回の一斉値上げにより、ラインアップのなかで最安となるiPhone 17eの価格は10万7800円となり、ついに「10万円以下」という選択肢までもが完全に失われることとなった。
長年続いてきた段階的な価格高騰の波は、ついに身近だったはずのエントリーモデルのハードルを10万円超えへと押し上げてしまった形だ。
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