iPhoneシリーズの2025年モデルとして、「iPhone 17」シリーズおよび「iPhone Air」が2025年9月に発売された。筆者も発売後すぐに「iPhone 17 Pro」を購入(後追いでiPhone Airも購入)し、約5カ月が経過した(記事は2026年2月に執筆)。
毎年9月に発売されることもあり、進化点が分かりにくい年があるのも事実だが、今回は本体デザインの変更だけでなく、バッテリー持続時間の増加、放熱性能の向上、望遠カメラの強化といったポジティブなアップデートに加え、eSIMにのみ対応といった仕様変更で話題を呼んだ。
5カ月以上の時間がたち、例年通り、例年以上に満足のいくポイントだけでなく、細かな不満も見えてきた。筆者は毎年iPhoneのProモデルを買い替えているので、前モデルとの違いについても触れながら紹介していく。
iPhone 17 Proは、前モデルからデザインを大きく変更している。具体的には、カメラユニットが大きく横に広がり、本体素材にアルミニウムが採用された。ワイヤレス充電の仕様を保つため、背面の一部にガラス素材が埋め込まれており、ツートンカラーに仕上げられている。
デザイン性に関しては賛否両論あるだろう。個人的には、iPhoneシリーズには珍しい、「コズミックオレンジ」の派手な色合い自体は気に入っているが、ガラス部分の色がはっきりと分かれている点はいまだに見慣れない。
本体サイズは71.9(幅)×150(高さ)×8.75(奥行き)mmで、前モデルからやや大振りになっているが、体感できるほどの差ではない。一方で気になるのが重量で、前モデルから7gアップの206gとなる。たかが7g、されど7gで、持ったときの「重いな」という感覚は数字以上のものだ。近年のハイエンドスマートフォンとしては小さめなサイズ感だけに、余計“ずっしり感”が強く感じる。
重量は増しているが、側面から背面にかけてのカーブが強くなっており、握った際に手のひらにしっくりくる感触はよくなっている。角張ったデザインも上品でクールだが、持ちやすさを優先するなら角の取れたデザインが好ましい。さらさらとした素材感であるため、使い始めこそ落とす心配をしていたが、ホールド感のよさからか、手の小さい筆者でもいまだに滑り落ちたことはない。
また、カメラ部分の出っ張りが気になるという意見も見かけるが、本体を手に持つ際、出っ張り部分に指がかかることは基本的にないため、使いにくさを感じるシーンはない。机に置いた際のがたつきは多少気になるが、あくまで使い方次第という印象だ。
本体がアルミ素材になったのに加え、内部にはベイパーチャンバーを搭載したことで、放熱性能は前モデルから向上している。ゲームやカメラを長時間使用していると、はっきりと体感できるレベルでの違いだ。
前モデルのチタンフレームは、長時間駆動にあまり適しておらず、持っているのも苦痛に感じるレベルで本体が熱を持つのが難点だった。iPhone 17 Proの場合、ヘビーな作業をしていると、ほんのりと全体が熱を持っていき、一定の温度でとどまるようなイメージで、排熱経路がしっかり確保されている印象を受ける。
もちろん、本体が熱を持たないというわけではなく、あくまで「ある程度の放熱はしっかりと行われている」程度ではあるが、心配になるほどの高熱になるシーンはほぼないというだけでも、前モデルと比べれば使い勝手はいい。
ディスプレイサイズは6.3型で解像度2622×1206ピクセル、最大120Hzリフレッシュレートに対応する。今やおなじみとなったダイナミックアイランド(Dynamic Island)を搭載し、常時表示ディスプレイ機能にも対応する。
6.3型をコンパクトと表現するのはやや抵抗があるが、近年のスマートフォン、特にハイエンドモデルの中では、ディスプレイサイズは小さめといえる。大画面モデルのよさは重々承知しているが、日常使いをする上で指が端まで伸ばしやすいディスプレイサイズは、使っていて非常に快適だと感じる。
小さいとは言うものの、6.3型のサイズが確保されていれば、コンテンツ視聴時に物足りなさを感じることは基本的にない。ただし、ディスプレイを頻繁にタッチするゲームアプリなどをプレイする際には、指が画面にかぶるため、視認できるエリアが狭くなり、やりにくさを感じるシーンもある。個人的には、表示領域を大きく浸食するダイナミックアイランドの仕様も、ゲームプレイには不向きなため、あまり気に入っていない。使わないシーンではもう少し縮小するといった一工夫が欲しくなる。
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