Googleは2月19日(日本時間)、新型スマートフォン「Pixel 10a」を発表しました。米国では3月5日に499ドル(約7万7000円)からで発売予定で、既に予約受付が開始されています。日本での発売も予定されていますが、詳細は後日発表となります。
Pixel 10aは、Pixel aシリーズの最新モデルとして、完全にフラットな背面デザインを採用し、Tensor G4プロセッサと48MPカメラを搭載。500ドル以下のスマートフォンとしてはクラス最高のカメラ性能だとしています。この記事では、Pixel 10aのスペックを、上位モデルの「Pixel 10」、そして前モデルの「Pixel 9a」と比較しながら詳しく見ていきます。
Pixel 10aは、廉価モデルとなるPixel aシリーズの新端末です。デザインは前モデルのPixel 9aを踏襲していますが、最大の変更点はカメラバーの完全フラット化です。Pixel 9aではわずかに出っ張っていたカメラ部が、Pixel 10aでは背面と完全に一体化し、ポケットへの出し入れがスムーズになり、テーブルに置いたときも安定するようなったとのことです。
本体サイズは、73.0(幅)×153.9(高さ)×9.0(奥行き)mm で、重量は183g。Pixel 9aよりもわずかに小さく、軽くなっています。
素材面では、サステナビリティを重視した設計が特徴です。フレームにはサテン仕上げの100%再生アルミニウム、背面カバーには81%再生プラスチックを採用。Pixel aシリーズ史上最も再生素材の使用率が高くなっています。さらに、コバルト、銅、ゴールド、タングステンといった素材も、aシリーズで初めて再生材を使用しています。
カラーラインアップは、Lavender、Berry、Fog、Obsidianの4色展開です。
これまでPixel aシリーズには、無印モデルと同じ最新プロセッサが搭載されていましたが、Pixel 10aには、Pixel 10のTensor G5ではなく、Pixel 9aと同じTensor G4が搭載されています。
ただし、Googleの発表によれば「カスタムビルドのGoogle Tensor G4」とされており、Pixel 9aのものとは若干異なる可能性があります。実際、Pixel 10シリーズで導入されたGeminiを活用したカメラコーチなどの新機能が、Pixel 10aでも利用可能になっています。
メモリとストレージは、Pixel 9aと同じ8GB RAMに128GBまたは256GBストレージの2構成。セキュリティ面では、Titan M2セキュリティコプロセッサを搭載しています。
Pixel 10aは、6.3型のActuaディスプレイを搭載しています。解像度1080×2424ピクセル(422.2ppi)、60〜120Hzの可変リフレッシュレート対応という基本仕様はPixel 9aと変わりません。
しかし、輝度性能はPixel 10と同等にアップグレードされています。
Googleの発表では、2700ニトのPixel 9aより11%明るくなっており、直射日光下でも写真や動画が鮮明に表示されるとのことです。
カバーガラスは、Pixel 9aのCorning Gorilla Glass 3からCorning Gorilla Glass 7iにアップグレードされています。ただし、Pixel 10が採用するCorning Gorilla Glass Victus 2よりはランクが低く、この点は廉価モデルとしての差別化ポイントとなっています。
アウトカメラは、48MPの広角カメラと13MPの超広角カメラのデュアル構成です。カメラハードウェアの仕様自体は、Pixel 9aやPixel 10と同等です。
Pixel 10と比較すると、望遠レンズが非搭載という点で見劣りしますが、最大8倍の超解像ズームは利用可能です。
Pixel 10aでは、aシリーズとして初めて以下の機能に対応しました。
Pixel 10aのバッテリー容量は5100mAhでPixel 9aと同じです。バッテリー寿命も30時間以上で変わってはいません。しかし、スーパーバッテリーセーバーモード使用時の駆動時間は最大120時間となり、Pixel 9aやPixel 10の100時間から伸びています。
充電速度もPixel 9aより高速化されており、45W以上のUSB-C PPS充電器を使用した場合、30分で最大50%の充電に対応します。ワイヤレス充電にも対応しますが、こちらはQi規格の10Wまでとなっています。
Pixel 10aは、7年間のOS、セキュリティ、Pixel Dropアップデートが提供されます。このあたりは従来のPixelと同様です。
また、aシリーズで初めて衛星SOS機能を搭載。Wi-Fiやモバイルネットワークが利用できない場所でも、衛星通信を使って緊急サービスに連絡できます。
Pixel 10aは、最新のTensor G5プロセッサや望遠レンズこそ搭載していないものの、Pixel 10に近いスペックを実現しており、廉価モデルとして十分に魅力的な端末となっています。日本での発売時期と価格については、今後の公式発表を待ちたいところです。
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