Googleは、Pixelシリーズの廉価版にあたる「Pixel 10a」を2月19日に発表した。米国での価格は499ドル(約7万7000円)から。日本での発売日や価格は明かされていないが、Googleによると、投入は予定しているという。2025年は「Pixel 9a」のグローバル発表から日本での発売までにタイムラグがあったが、それを踏襲したとみられる。
Pixel 9aは、上位モデルのデザインを踏襲していたそれ以前のaシリーズと異なり、背面のカメラをフラットに近づけた外観が特徴だった。上位モデルの“顔”にもなっているカメラバーはなく、ポケットなどに入れたときにも引っ掛からないシンプルさが好評を博していた。
Pixel 10aもPixel 9aのデザインを引き継ぎながら、よりカメラと背面の段差をなくし、ほぼフラットにしている。サイズが6.3型のディスプレイや5100mAhのバッテリー容量はPixel 9aと同じ。メモリ(RAM)容量も8GBと、Pixel 9aから据え置かれている。これまでのaシリーズと違い、プロセッサも上位モデルに合わせるのではなく、Pixel 9aと同じ「Tensor G4」のままだ。ストレージは128GBと256GBを選べる。
一方で、ディスプレイのガラスは「Corning Gorilla Glass 3」から「Corning Gorilla Glass 7i」になっており、より耐久性が向上。防水・防塵(じん)性能はIP68のままだが、Googleは「最も耐久性に優れたaシリーズのスマートフォン」とうたっている。また、サイズは変更していないが、ディスプレイの明るさも11%向上しているという。急速充電は有線だと最大45W、ワイヤレス充電の場合は最大10Wになる。
カラーバリエーションはLavender、Berry、Fog、Obsidianの4色。ObsidianはPixel 9aと共通のカラーだが、それ以外はカラーリングが変更されている。
カメラは広角と超広角の2つで、広角カメラは48メガピクセルのQuad PD Dual Pixel。センサーサイズは2分の1だ。ピクセルビニングで画素を統合し、より多くの光を集められることで、暗所での撮影能力を高めている。超広角カメラは13メガピクセル。画角は120度となる。
こうしたハードウェアスペックはPixel 9aと同じだが、AI関連の機能として新たに「カメラコーチ」に対応。同機能はPixel 10シリーズで対応したもので、AIが目の前の被写体に合わせて画角や構図などのアドバイスをしてくれる。また、集合写真で写っている人物全員がいい顔をするよう合成をかける「オートベストテイク」にも対応する。
本体のサイズは73.0(幅)×153.9(高さ)×9.0(奥行き)mm。重量は183gになる。73.3×154.7×8.9mmだったPixel 9aと比べると、やや高さや幅が減っている一方で、厚みが0.1mm増している格好だ。3gではあるが、軽量化もされている。
aシリーズとして初めて衛星SOSに対応しており、圏外の場所でも衛星通信による緊急通報ができる。iPhoneのAirDropによるデータのやりとりが可能なQuick Shareにも対応する。
なお、同モデルは台湾にあるGoogleの拠点で開発されており、ここでの耐久性テストをクリアしている。Googleが、Aシリーズで過去最高の耐久性をうたっているのは、ここで試験結果に基づいているとみられる。実際の様子は、以下の通り。aシリーズは特に人気が高いだけに、日本での発売にも期待が集まる。
(取材協力:Google Japan)
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