モバイルルーターやスマホを固定回線化するのは難しそうという人は、Rakuten Turbo(楽天ターボ)も検討しましょう。Rakuten Turboは本体をコンセントに差すだけでWi-Fiが使えるようになるホームルーターで、工事不要ですぐに使えるようになるのが魅力です。
Rakuten Turboを契約するとSIMカードが挿入された状態で本体が送られてくるので、コンセントに差すだけでWi-Fi環境が構築できます。あとはSSIDとパスワードを確認し、スマホや他の機器につなぐだけです。5Gにも対応しており、自宅が5Gエリア内なら数百Mbpsの速度が出るようです。ヘビーな使い方をする人でも快適に使えるでしょう。
ただし、Rakuten Turboは料金が月額4840円とスマホ用のプランに比べて高く、さらにホームルーター本体の購入(4万1580円)が必要です。「最強おうちプログラム」により、Rakuten TurboとRakuten最強プランを併用すると毎月1000ポイントが還元されますが、それを加味しても、スマホ用のRakuten最強プランよりも500円以上高いのは少し残念です。
【訂正:2025年4月9日9時30分 Rakuten Turboのキャンペーンは終了しており、「最強おうちプログラム」を追記いたしました。おわびして訂正いたします。】
ここまで、楽天モバイルを自宅の固定回線として使う方法を解説しましたが、楽天モバイルは外出先でも活用できます。もちろんスマホの中に入れて使うのがメインですが、モバイルルーターに入れて使うのも便利です。
特にオススメなのが海外旅行です。楽天モバイルは月2GBまでなら海外の80の国と地域でも追加料金なしでデータ通信が利用できます。2GB使い切った後も1GBあたり500円で容量を追加可能です。
1人で海外に行くならスマホに入れておけばよいのですが、2人以上で行く場合はそれぞれが海外用の回線やオプションを契約するより、モバイルルーターに楽天モバイルのSIMを入れ、全員で共有するのがいいでしょう。前述したRakuten WiFi Pocket Platinumも海外で使えるので、海外旅行前に回線契約とセットで買うのもお得です。
ただし、たくさんデータを使う場合はahamoも検討しましょう。ahamoの通常プランは月30GBが月額2970円で、海外でも30GBまで追加料金なしでデータ通信ができます。海外で使うデータ容量のみで計算した場合、5GBまで(基本2GB+3GB追加)なら楽天モバイル、5GB以上使うならahamoの方がお得です。
今回は楽天モバイルを自宅の固定回線として使う方法、海外で使う方法を解説しましたが、他にもいろいろな活用方法があります。Rakuten Linkの通話料無料を生かして通話専用回線として使ったり、中には楽天市場のポイント還元率が+4倍になるのを生かしたりして、ポイント還元のためだけに契約している人もいます。
他社でも同様に、LINEのビデオ通話専用回線としてLINEMOを契約したり、夜にたくさん使いたい人がmineoの「夜間フリー」を活用したりするケースもあります。各社にはそれぞれ特徴があるので、自分の使い方に合ったキャリアを探してみましょう。
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
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