ここ最近の「5分で知るモバイルデータ通信活用術」では前回、楽天モバイルのFWAサービス(※1)「Rakuten Turbo(楽天ターボ)」を取り上げました。
実際に使ってみるとどうなのか――どうしても気になる筆者は、Rakuten Turboを実際に契約して使ってみることにしました。
(※1)FWA(Fixed Wireless Access):無線を使った固定通信サービス。利用場所の置いた機器との通信は、無線LAN(Wi-Fi)、プライベートLTE/ローカル5Gの他、Rakuten Turboのように既存のモバイル通信(携帯電話)ネットワークを使うものもある
以前の記事でも紹介済みですが、Rakuten Turboのサービスの概要を改めてチェックしてみましょう(4月7日時点の情報です)。
このサービスは、楽天モバイルの5G/4G LTEネットワークを使って提供される“固定”インターネットサービスです。モバイル通信サービスである「Rakuten UN-LIMIT VII」とは異なり、パートナーエリア(au 4G LTEエリア)におけるローミングサービスは提供されていません。
サービスの月額料金は、税込み(以下同)で4840円ですが、契約から3年間は「おトクなプラン料金キャンペーン」によって3685円に値引きされます(契約初月/解約月は日割り)。さらに、5月9日まで(※2)に申し込むと、契約から3カ月間は「3カ月間プラン料金割引キャンペーン」によって月額102円で利用可能です。これに「ユニバーサルサービス料」と「電話リレーサービス料」が別途請求されます。
契約時の事務手数料は、同一名義における1回線目に限り無料です(2回線目以降は3300円必要)。
(※2)Webでの申し込み分は5月10日9時59分まで
専用端末「Rakuten Turbo 5G」は自社オリジナル端末で、楽天モバイルでの直販価格は4万1580円となります。端末代金はクレジットカードによる24回払いと48回払いでの購入も可能ですが、「楽天カード」以外ではカード所定の分割手数料(金利)が必要です。また、48回払いは楽天カードでのみ選択できます。
Rakuten Turbo 5Gの主なスペックは以下の通りです。
端末代金は、おトクなプラン料金キャンペーンの割引総額と同じなので、理論上はRakuten Turboを3年間使い続ければ「実質無料」です。
Rakuten Turboは、楽天モバイルのWebサイトや楽天モバイルショップで契約できます。筆者は今回Webサイトでの新規契約を選択しました。
Webでの新規契約手続きは、既存のRakuten UN-LIMIT VIIと大きく変わりません。戸惑うポイントもほとんどありません。
申し込みの完了から2日後、Rakuten Turbo 5GとSIMカードが届きました。SIMカードは端末本体内にあらかじめ入れられているので、電源を入れれば使えます。スマートフォンやタブレットでWi-Fi接続をする場合は、カメラで本体の底面にある二次元コードを読み取ればOKなので簡単です。
ただし、SSID(アクセスポイント名)とパスワード(暗号化キー)をデフォルトから変更している場合その限りではありません。この点は他のWi-Fiルーターも同様ですが、意外と忘れがちなことでもあるので注意しましょう。
FWAサービスは、原則として宅内工事が不要であることがの大きな特徴です(※3)。それに加えて、初期設定も比較的簡単に行えるというのは非常に助かります。これなら、ネットワーク回りに詳しい家族や知人がいなくても何とかセットアップできると思います。
「使い始めるまでが非常に簡単」という点は、非常に良いです。
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