楽天モバイルは1月26日、「Rakuten Turbo」の提供を開始しました。
Rakuten Turboは同社としては初めてのFWAサービス(※1)です。モバイルキャリア(MNO)としては“最後発”ゆえに、既存MNOのFWAサービスにはないメリットがある……と思いきや、現時点ではそう言いきれない面もあります。
今回の「5分で知るモバイルデータ通信活用術」では、Rakuten Turboのサービスについて特徴を再確認しつつ、それを踏まえた上で同サービスに“足りないもの”について考察していきます。
なお特記のない限り、記事中の価格は全て「税込み」です。
(※1)FWA(Fixed Wireless Access):無線を使って提供される固定通信サービス。モバイル(携帯電話)ネットワークを使いつつ、機器(回線)に移動できない措置を講じて提供されるワイヤレスインターネットサービスや、ワイヤレス固定電話サービスも該当します
まず、Rakuten Turboのサービス内容を簡単におさらいします。
月額料金は4840円ですが、常時開催されている「おトクなプラン料金キャンペーン」を適用すると契約から36カ月目までは月額3685円で利用できます。
さらに、先般始まった「3カ月間プラン料金割引キャンペーン」を適用すると、契約から3カ月間は月額102円で利用可能です。
月額料金とは別に、新規契約に伴う「事務手数料」として3300円が必要ですが、1回線目は無料となります。
Rakuten Turboの専用端末「Rakuten Turbo 5G」は別途購入する必要があります。端末代金は4万1580円で、端末代金は24回払いまたは48回払いも選択可能ですが、48回払いは「楽天カード」で支払う場合のみ選択できます。また、24回払いで払う場合も楽天カード以外のクレジットカードでは、支払うカードにおける分割手数料(金利)が必要です。
3月13日現在、端末代金に対する割引は特に用意されていません。
Rakuten Turboは、楽天モバイルの自社サービスエリアで利用できます。モバイルサービスとは異なり、パートナーエリア(au 4G LTEエリア)へのローミングには対応していません。
そのこともあり、楽天モバイルではRakuten Turboを契約する前にサービスエリアをよく確認するように呼びかけています。また、サービスエリア外の場合は、NTT東日本/NTT西日本のフレッツ回線を利用する光インターネットサービス「楽天ひかり」の申し込みも検討するように呼びかけています。
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