4万円台からの「Nothing Phone (2a)」は誰向けか Phone (2)との比較で分かったこと(1/3 ページ)

» 2024年05月05日 10時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 英Nothing Technologyによる最新のスマートフォン「Nothing Phone (2a)」。アイデンティティーといえるLEDの「Glyphインタフェース」により、通知や音量調整が視覚的に分かるのが最大の特徴だ。価格はメモリが8GB/ストレージが128GBのモデルで4万9800円(税込み)、メモリが12GB/ストレージが256GBのモデルで5万5800円だ。

 日本においては他に類を見ない見た目のNothingのスマートフォンは「Phone (1)」「Phone (2)」と続いていたが、どちらもハイエンドモデルだった。Phone (2a)はそれらとは異なり、よりお手頃な価格にNothingならではの機能をつめこんだような製品だ。製品の命名に関する考え方はGoogleのPixelシリーズに似ている。

 Phone (2)とPhone (2a)は何が違うのか、Phone (2)ではなくより安価なPhone (2a)を購入した場合に満足できるのかなど、気になる疑問について、2モデルの実機を比較しながら考えてみたい。

NothingPhone2a ミッドレンジスマホ 「Nothing Phone (2a)」と「Nothing Phone (2)」

グリップ力が増し、より持ちやすく 地下鉄の路線図に似たデザインは踏襲

 まずはデザインと持ち心地について確認する。最大の特徴である背面LEDとアウトカメラの配置はPhone (2)から大きく変わった。Phone (2)は中央に、大きなワイヤレス充電コイルに似た、iPhoneのりんごの形のように配置されている。対して、Phone (2a)はワイヤレス充電には対応しておらず、LEDがアウトカメラを囲むように配置されている。アウトカメラはPhone (2)が左斜め上にあるのに対し、Phone (2a)では本体上部に移動し、目玉おやじ感がある。

NothingPhone2a ミッドレンジスマホ 内部のパーツが見えるデザインコンセプトはPhone (2)もPhone (2a)も変わらないが、背面カメラやアウトカメラの配置は変わった

 本体下部に敷き詰められたパーツは「ニューヨーク地下鉄の路線図をシンプルでエレガントに図案化したマッシモ・ヴィネッリのデザインから着想を得ている」という。手帳型のケースなどを装着してしまうと、この外観は見えなくなってしまうが、クリアケースならこの象徴的なデザインを堪能できる。パーツの配置といい、LEDによる通知といい、個性の光る1台といえる。

 背面のパネルはPhone (2)とPhone (2a)ともにサイドフレームにかけて丸みを帯びている。素材はPhone (2)がガラスなのに対し、Phone (2a)は樹脂となっている。とはいえ、外からパーツが見えることに違いはなく、街中のビルや看板、空模様がガラスに映り、常に違った雰囲気の背面を楽しめるのも面白い。

NothingPhone2a ミッドレンジスマホ どちらもサイドフレームにかけてラウンドしており持ちやすい
NothingPhone2a ミッドレンジスマホ Phone (2a)の背面パネルはガラスではないが、日常が映り込むため、模様が変わるような雰囲気で楽しい
NothingPhone2a ミッドレンジスマホ 映画館の看板の光がPhone (2a)に映っている様子

 実機を手にして気づいた変化はこれだけではない。それはサイドフレームだ。Phone (2)はサラッとした質感のため、手汗で滑り落ちてしまうことが何度かあり、あまり気に入っていなかったのだが、Phone (2a)はザラっとした質感に。ヤスリで削られたような質感ではないが、Phone (2)より滑りづらくなりグリップ力が増している。

NothingPhone2a ミッドレンジスマホ

 Phone (2a)では待望の「モバイルFeliCa(おサイフケータイ)」に対応したこともトピックだ。Phone (2)では対応していなかっただけに大きな進歩といえる。FeliCaマークの印字はないが、FeliCaの位置はアウトカメラの左側なので、本体の上部を決済端末に近づけるようにして使えばよい。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月14日 更新
  1. 「Google Pixel 10a」レビュー:aシリーズらしい取捨選択のうまさが光る Pixel 9aとの差分をどう考えるかがカギ (2026年04月13日)
  2. 値上げのソフトバンクが仕掛ける「PayPayカード ゴールド」シフト、新プラン移行の障壁になる懸念も (2026年04月14日)
  3. 廉価な新作「iPhone 17e」が春商戦に与えた影響は? 携帯電話ショップ店員に聞く (2026年04月13日)
  4. iモードとFOMAが2026年3月31日で終了――iモードの成功はNTTドコモに何を残したのか (2026年04月12日)
  5. もうiPhoneユーザーの「エアドロで送るね」に苦しまない? Google Japanが「共有の扉を開くことが叶わず」などと“おわび”したワケ (2026年04月11日)
  6. Y!mobileのeSIM再発行で困ったハナシ iPhoneとAndroidの機種変更でいまだ「手数料4950円」が発生? (2026年04月13日)
  7. 廉価モデル「Pixel 10a」「iPhone 17e」を比較 価格とスペックに“決定的な差”あり (2026年04月10日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. Y!mobile、認定中古「iPhone SE(第3世代)」が3980円から 4月17日まで【スマホお得情報】 (2026年04月13日)
  10. 紛失した「AirPods Pro 3」片耳をAppleで購入したハナシ そしてまさかの結末に (2026年04月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年