4万円台からの「Nothing Phone (2a)」は誰向けか Phone (2)との比較で分かったこと(3/3 ページ)

» 2024年05月05日 10時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

プロセッサはミッドレンジ向け WebやSNS閲覧程度なら十分

 性能についても見ていこう。プロセッサはPhone (2)がQualcommの「Snapdragon 8+ Gen 1」、Phone (2a)がMediaTekの「Dimensity 7200」を搭載している。両モデルに「Geekbench 6」アプリをインストールし、ベンチマークを計測したところ、次のような結果となった。

  • Phone (2a):シングルコアのスコアが1140/マルチコアのスコアが2601
  • Phone (2):シングルコアのスコアが1742/マルチコアのスコアが4619
NothingPhone2a ミッドレンジスマホ 左からPhone (2a)、Phone (2)のベンチマークスコア。Phone (2a)がミッドレンジモデル向けのプロセッサであるため、Phone (2)との比較で明らかな差が出るのは当然だ

 結果から分かるように、性能はPhone (2a)よりもPhone (2)の方がよい。アプリの起動や切り替えなどはどちらもスムーズだが、Dimensity 7200のPhone (2a)はプロセッサに負荷のかかるゲームには向かない。とはいえ、ブラウザやSNSの閲覧など、一般的な使い方ならストレスを感じないはずだ。

 OSについては「Nothing OS 2.5」を採用。Android 14をベースにNothingが独自にカスタマイズしている。例えば、電話やブラウザなどのアプリアイコンはモノクロで表示され、時計などはドットを使ったデザインを採用している。Phone (2a)の製品ページにはPhone (2)の製品ページで案内されていなかったOS/セキュリティに関する記述もある。アップデートはOSが3年間、セキュリティが4年間、行われる。

NothingPhone2a ミッドレンジスマホ OSはAndroid 14をベースにしているが、アプリアイコンはモノクロで表示され、時計などはドットデザインを採用している

 防塵(じん)・防滴性能についてはどちらもIP54となっており、「あらゆる方向からの水のしぶきに耐えられる」ように設計されているが、水没やシャワーには耐えられない。これから迎える夏、Phone (2a)を持って海へ出かけたいが、不安な人はスマートフォン用の防水ケースを持参した方がよさそうだ。

NothingPhone2a ミッドレンジスマホ 防塵(じん)・防滴性能はIP54。水しぶき程度なら耐えられるが、水没は厳禁だ

Phone (2a)はコスパ良好も、さらなる個性に期待

 Phone (2)はハイエンドモデルの中でもお買い得とは感じつつも、おサイフケータイが使えないことが弱点だったが、Phone (2a)でそこを解消した。Phone (2a)は望遠カメラや高いパフォーマンスを期待する人には向かないが、これからミッドレンジモデルの購入を検討するなら、Phone (2a)は有力な選択肢の1つになるはずだ。

 1つわがままをいうとすれば、そろそろ背面LEDだけではない新しい要素が欲しい。着信や通知がスマートフォンのディスプレイではなく、背面で確認できるのは確かに便利だ。それゆえに「Nothing Phoneの大きな特徴はそれに尽きてしまう」感がある。板状のスマートフォンで個性が光るのは、他製品との差別化になるものの、日常生活シーンに踏み込んだ便利な機能も欲しい。次期モデルの有無は分からないが、Nothing Phoneがさらにユニークな個性を持つことに期待したい。

NothingPhone2a ミッドレンジスマホ 次のモデルはどうなるのだろうか。Nothingらしいさらなる個性的な進化に期待したい
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月30日 更新
  1. 陸マイラーの筆者が「ANAモバイル」を契約 20%マイル付与だけじゃない、“メイン回線昇格”の理由 (2026年05月27日)
  2. 「Rakuten Linkで着信拒否できない件」を楽天モバイルはどう考えているのか 置き去りにされた基本機能の行方 (2026年05月29日)
  3. スマホのバッテリー切れでも「モバイルSuica」は使える? “予備電力機能”がSNSで話題に (2026年05月29日)
  4. 「Xiaomi 17T」シリーズの価格は「非常に頑張った」 海外より激安 価格変動を抑えられた理由 (2026年05月29日)
  5. Switch 2の「箱の中にHDMIケーブルが入っていなかった」との問い合わせ、任天堂に寄せられる (2026年05月29日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. 「Xiaomi 17T」シリーズ6月4日発売 17Tも光学5倍カメラ、17T Proは7000mAhバッテリーやFeliCa搭載で11万9800円から (2026年05月28日)
  8. 極薄ベゼルの「Xiaomi Watch S5 46mm」、ノイキャン進化の「Xiaomi Buds 6」登場 約2.5万円〜/約1.6万円 (2026年05月28日)
  9. 厚さ約14mmの薄型急速充電器「CIO NovaPort SLIM DUO 65W 2C」が27%オフの4380円に (2026年05月28日)
  10. ケータイ感覚で使えるスマホ「MIVEケースマ」がau Flex Styleに登場 3万4800円で販売中 (2026年05月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年