大きく変わった「Xperia 1 VI」のカメラを試す 全面刷新のカメラアプリや光学7倍ズームの新望遠レンズはどう?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/4 ページ)

» 2024年05月30日 20時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 ソニーのフラグシップ機「Xperia 1」シリーズの6代目が発表された。「Xperia 1 VI」である。

 今回、同社のご厚意で本機を一足早く試すことができた。早速、カメラをレビューするのである。

Xperia 1 VI 従来通り、縦に3つカメラが並んだXperia 1 IV。一番下にある望遠ズームレンズの望遠側がちょっと伸びてる(詳しくは後で)

先代からいろいろ変わった「Xperia 1 VI」

 これ、いろんな記事で言及されていると思うけど、カメラや写真回りだけでも前モデル「Xperia 1 V」から大きく変わった点がいくつかある

 まずディスプレイの比率(アスペクト比)。21:9のスリム型から、19.5:9と昨今のスマートフォンとして一般的な比率に変わった。しかも、ディスプレイの解像度も4K(1644×3840ピクセル)からフルHD+(1080×2340ピクセル)に下がった。

 でも、フルHD+にしたこともあってか、ディスプレイは明るくなり、晴天下での撮影と閲覧がしやすくなったのはありがたい。数字的には残念に見えるけど、実用性は上がった感じ。

 次にカメラアプリが統合され、デザインや構成が完全にリニューアルされたこと。そして「Cinema Pro」はなくなった。これについては、ちょっとあとで考えたい。

Xperia 1 VI 従来の「Photography Pro」から大きく変わったプロモード。PSMの撮影モードを選べたり、細かく設定して撮影できる点は変わらない

 3つめは望遠カメラ。望遠光学ズームレンズの倍率が上がり、望遠端が125mmから170mmに伸びた。

 170mmの望遠って迫力あって楽しいっすよ。望遠の圧縮効果も存分に味わえるし。

Xperia 1 VI 170mmの望遠の迫力でちょっと遠くから撮ったガスタンク。望遠ならではの圧縮感でタンクがより大きく近く見える

 4つめは「テレマクロ」機能がついたこと。これはなかなか面白い。最後にチェックしてみたい。

 特に影響が大きいのは、カメラアプリの完全リニューアルかなと思う。

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