「Xperia 1 VI」発表 光学7倍ズームのカメラを搭載も、21:9比率/4Kは廃止 SIMフリーモデルは19万円前後から

» 2024年05月15日 16時05分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 ソニーは2024年5月15日にスマートフォンXperiaのハイエンドモデル「Xperia 1 VI(マーク6)」を発表した。国内では大手キャリアから発売される見込みで、ソニー独自に販売するSIMフリーモデルがキャリア向けモデルよりも先に発表された。

 SIMロックフリーモデル「XQ-EC44」で、市場想定価格は以下の通り。

  • メモリ16GB+ストレージ512GB……21万9000円前後
  • メモリ12GB+ストレージ512GB前後……20万5000円前後
  • メモリ12GB+ストレージ256GB……19万円前後

【訂正:2024年5月21日11時50分 初出時、SIMフリーモデルの市場想定価格を18万円前後としていましたが、正しくは19万円前後からです。おわびして訂正いたします。】

Xperia1VI ソニー ハイエンド スマホ 「Xperia 1 VI」のブラックとプラチナシルバー
Xperia1VI ソニー ハイエンド スマホ カーキグリーンとスカーレット。この2色はSIMフリーモデル限定色だ

 Xperia 1 VIは先代「Xperia 1 V」から大きく進化した最新モデル。デジタル一眼レフで写真や動画を撮影する人や、スマートフォンで撮影した動画や写真のクリエイション活動を行う人、高画質かつ高音質でコンテンツを楽しみたい人、ハイパフォーマンスでゲームをプレイしたい人を主なターゲットし、ユーザーのクリエイティビティを最大限に引き出す1台だ。

 アウトカメラは超広角(16mm/1200万画素/F2.2)、広角(24mm/4800万画素/F1.9)、光学ズーム対応の望遠(85-170mm/1200万画素/F2.3-3.5)の3眼構成となる。光学7倍での撮影が可能になり、より遠くの被写体を撮影できるようになった。広角カメラの4800万画素の中央をクロップし、1200万画素を記憶画素数として担保するゆえに、デジタルズームによる画質劣化を抑制し、鮮明に写せるようになった。

 広角レンズのイメージセンサーはXperia 1 Vで一新され、2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサーとなり、光を多く取り込めることに加え、暗所でのノイズを低減可能になったが、Xperia 1 VIでも引き続き採用している。超広角と望遠の2つのカメラには小型かつ高感度の「Exmor RS for mobile sensor」を引き続き採用している。

Xperia1VI ソニー ハイエンド スマホ Xperia 1 VIのアウトカメラ。1 Vから2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサーを継承しつつも、光学7倍での撮影が可能になった

 これまで別々のアプリとして存在していた「Photo Pro」「Video Pro」「Cinema Pro」は、1つのカメラアプリに集約され、新たに「テレマクロ」という撮影機能を搭載。最大約2倍での撮影とはなるものの、被写体から離れていても光学域できれいに撮影できる。これにより、被写体に近づきすぎることで生じる、人やスマートフォンの影の写り込みをなくせる。

 ディスプレイはアスペクト比が19.5:9で、解像度がフルHD+となっている。パネルは有機ELだが、1シリーズ特有だった21:9かつ4K解像度ではなくなった。アスペクト比に関してはInstagramをはじめとする1:1など、21:9ではないアスペクト比のコンテンツの需要が多く、これまでの21:9のディスプレイを生かしきれていなかったため、アスペクト比が変更された。

Xperia1VI ソニー ハイエンド スマホ ディスプレイのアスペクト比が1 Vまでの21:9から、19.5:9に変更されたことで、横幅がやや増している

 新機能として「サンライトビジョン」が追加された。直射日光によりディスプレイが画面が暗くなるのを防ぎ、白飛びを抑えながらも明るさを担保することで、視認性を損なわないようにしているという。

 オーディオに関してはフルステージステレオスピーカーを継承しているが、音圧の向上を図っているという。録音アプリ「Music Pro(プロレベルの録音は月額580円)」や、3.5mmイヤフォンジャックなどを継承している。

 他にも、「FPS optimaster」という新機能を搭載。ゲームプレイ環境に応じて CPUやフレームレートを最適化することで、高いFPSを維持しつつ消費電力を抑え、長時間プレイすることが可能だという。

 電子機器向け放熱部品「ベイパーチャンバー」の採用により、放熱性を高めているのも進化点で、ゲームや撮影を行う際のパフォーマンスに期待できそうだ。プロセッサはQualcommの「Snapdragon 8 Gen 3」を採用。外部ストレージは最大1.5TBのmicroSDXCを搭載できる。

Xperia1VI ソニー ハイエンド スマホ 「ベイパーチャンバー」を採用し、放熱性を高ている
Xperia1VI ソニー ハイエンド スマホ SIM/microSDスロットを搭載している

 プリインストールOSはAndroid 14で、OSのアップデートは3回までで、セキュリティーの更新は4年間行われる予定だ。バッテリーの容量は5000mAhで、4年使い続けても最大容量80%を維持できるという。USB Type-Cケーブルによる急速充電や、ワイヤレス充電、他のデバイスへの給電機能も搭載する。

 サイズは約74(幅)×162(高さ)×8.2(奥行き)mmで、重量は192gだ。背面は滑りづらい質感となっており、撮影時のグリップ力を高める。すり鉢状の台座にアウトカメラのレンズが並ぶデザインはXperia 1 Vと同じだが、台座と本体色に統一感を持たせている。カラーはブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレットを用意。このうち、カーキグリーンとスカーレットの2色はSIMフリーモデル限定色だ。

 専用アクセサリーとして、Xperia 1 VIに対応するソニー純正カバーが用意される。縦置きと横置きの両方に対応する他、リングストラップを取り付けることが可能になった。なお、ディスプレイのアスペクト比の変更に伴いサイズも変わったため、Xperia 1 Vや1 IV向けのカバーや、冷却機構を持つ「Xperia Stream」を1 VIに流用することはできない。

Xperia1VI ソニー ハイエンド スマホ Xperia 1 VIでは「Xperia Stream」を利用できない
Xperia1VI ソニー ハイエンド スマホ Xperia 1 VIの実機

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