Appleが3月11日に最新スマートフォン「iPhone 17e」を発売します。価格は256GBモデルが9万9800円、512GBモデルが13万4800円です。
名称からも分かる通り、iPhone 17eはiPhone 17シリーズの1機種という位置付けです。価格はiPhone 17シリーズの中では最も安価で、最下位モデルはギリギリ10万円を下回ります。廉価モデルと呼ぶには少し迷うラインですが、手を出しやすい価格ではあります。なお、iPhone 17eの発表により、AppleのiPhone 16eは販売終了となっています。
そんなiPhone 17eは、無印のiPhone 17と何が違うのか、何ができて何ができないのかをまとめてみました。
ディスプレイサイズはiPhone 17eが6.1型、iPhone 17が6.3型と、やや小さくなっています。解像度はそれぞれ2532×1170ピクセル(460ppi)と2622×1206ピクセル(460ppi)で、ppiは同じです。
大きな違いとなるのがリフレッシュレートで、iPhone 17がProMotion技術による最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応しているのに対し、iPhone 17eは60Hzにとどまります。また、iPhone 17には常時点灯ディスプレイが備わっていますが、iPhone 17eは非対応です。輝度についても差があり、標準最大輝度はiPhone 17eが800ニト、iPhone 17が1000ニトです。
インカメラ回りも異なっています。iPhone 17がダイナミックアイランドを搭載するのに対し、iPhone 17eは従来通りのノッチ(切り欠き)デザインとなっています。
ダイナミックアイランド非対応の部分も含め、ディスプレイに関しては前モデルのiPhone 16eから変更はないようです。ただし、画面保護に関しては、iPhone 17と同じCeramic Shield 2を採用しています。
見た目と仕様上の大きな違いとなるのが背面カメラです。iPhone 17が48MP Fusionと48MP超広角のデュアルカメラを搭載するのに対し、iPhone 17eは48MPの単眼カメラとなっています。
iPhone 17eのカメラは4800万画素Fusion(26mm相当、F1.6)で、光学式手ブレ補正(OIS)も搭載します。単眼ながら、クロップ処理により1200万画素相当の2倍望遠にも対応します。ただし手ブレ補正の方式はiPhone 17のセンサーシフト式ではなく、通常の光学式です。また、1眼しかないため、空間写真や空間ビデオ撮影には非対応です。
インカメラは、iPhone 17eが1200万画素、iPhone 17が1800万画素です。iPhone 17のインカメラはセンターフレーム(自動フレーミング)機能に対応している他、超安定化動画、デュアルキャプチャにも対応していますが、iPhone 17eにはこれらの機能はありません。
また、iPhone 17には側面にカメラコントロールボタンが搭載されていますが、iPhone 17eには非搭載です。アクションボタンはどちらにも搭載されています。
プロセッサはどちらもA19チップを搭載しています。ただし、GPUコアの数が異なります。iPhone 17eは4コアGPU、iPhone 17は5コアGPUです。CPUは6コア(高性能2コア+高効率4コア)、Neural Engineは16コアで共通です。
GPU性能に差はありますが、Neural Engineのコア数は同じなため、Apple Intelligenceの利用では大きな違いはないと思われます。ゲームなどグラフィック負荷の高い用途では、iPhone 17の方が有利な場面が出てくるかもしれません。
前モデルのiPhone 16eで非対応だったMagSafeに、iPhone 17eは対応しました。ただし最大ワイヤレス充電速度に違いがあり、iPhone 17eが最大15W、iPhone 17が最大25Wとなっています。Qi2も同様に、iPhone 17eが15W、iPhone 17が25Wと差があります。
有線充電は両機種ともUSB-C(USB 2、最大480Mb/s)です。高速充電の速度にも差があり、iPhone 17eが20Wアダプター以上、約30分で50%、iPhone 17は40Wアダプター以上、約20分で50%まで充電できます。
通信関連ではいくつかの違いがあります。iPhone 17eはAppleが独自設計したモバイル通信モデム「Apple C1X」を搭載しています。C1Xモデムは、2025年に発売された「iPhone Air」で採用されたもので、その後iPad Proにも搭載。iPhone 16eのC1モデムと比べて最大2倍高速だとしています。
LTEのバンド対応にも差があり、iPhone 17eはLTEバンド11(auおよびソフトバンクが使用する1.5GHz帯)とバンド21(ドコモが使用する1.5GHz帯)に非対応です。iPhone 16eも非対応でしたが特段の影響は報告されていません。ただ、利用地域や環境によってはiPhone 17との差を感じる場合もあるかもしれません。
【訂正:2025年3月10日20時40分 初出時、LTEバンドの対応について、C1Xモデムを原因に挙げていましたが、誤りでした。おわびして訂正いたします。】
また、Wi-FiはiPhone 17eがWi-Fi 6(802.11ax)、iPhone 17がWi-Fi 7(802.11be)への対応となります。BluetoothはiPhone 17eが5.3、iPhone 17が6です。第2世代UWBチップ、Threadネットワーク技術はiPhone 17のみ搭載で、iPhone 17eには非搭載です。なお、両機種ともeSIMのみ対応で、物理SIMカードスロットは搭載していません。
価格の比較は以下の通りです。同じストレージでは、iPhone 17eの方が3万円安くなっています。
「3万円の差」をどう捉えるかによりますが、超広角カメラや120Hzディスプレイは不要で、できるだけコストを抑えてiPhone 17シリーズを使いたいという人にはiPhone 17eが向いています。逆に、カメラ性能なども含めて最新のiPhoneの機能をフルに活用したい人には、iPhone 17を選ぶ方が満足度は高くなるはずです。
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