スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由(1/2 ページ)

» 2026年06月10日 13時35分 公開
[鈴木朋子,ITmedia]
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 皆さんは「自撮り(自分を自分で撮影すること)」をするとき、どうやって撮影しますか? スマートフォンのインカメラで撮影することがほとんどですよね。でも、若者はアウトカメラ(背面のメインカメラ)で撮影することもあるのです。今回は若者の「自撮り」の変遷について解説していきます。

自撮りは「加工」から「無加工」へ

 “自撮りブーム”はかれこれ10年ほど前、2016年ごろから始まりました。そのきっかけとなったのが、自撮りアプリ「SNOW」です。アプリのエフェクトを使って撮影すると、動物の耳や鼻が付き、目が大きく加工される面白さから大人気となりました。

 SNOWは動物などの面白い加工だけでなく、美顔加工も選択できるため、目を大きく、輪郭を細く、肌をきれいにするといった撮影も可能です。自撮りアプリは、友達と一緒にエフェクトを選びながら自撮りするという、自撮りの工程そのものを楽しめる点がプリントシール機の撮影にも似ています。

 その後、自撮りアプリが続々とリリースされ、「自撮りといえば加工あり」という印象になりました。しかし、あまり盛り過ぎると、SNSで知り合った人に「自撮りと顔が違う」と思われたり、昔からの友人に「あざとい」と思われるなど、リアルで気まずい思いをする場面も出てきます。

 そこで、分かりやすい加工よりも、“ナチュ盛り”と呼ばれる自然な加工(ナチュラルな盛り)が人気となり、肌の明るさを整え、目を少しだけ大きくする程度の加工が好まれるようになりました。

 今では、アプリで盛ることよりも無加工で盛れることが重視されています。アプリブが2024年に行った調査によると、撮影時によく使われるカメラアプリの1位は「スマホ標準のカメラ」です。スマホのカメラで撮影して、無加工であるにもかかわらず「盛れている」ことが重要になっています。

photo 「スマホの標準カメラ」がトップ(出典:アプリブ)

 この調査を見ても、無加工の写真をシェアする「BeReal.」が4位に入っています。最近、人気急上昇中の「setlog」も無加工の短い動画をシェアする仕様が支持されています。

 自撮りをアプリで盛ることに疲れた“加工疲れ”もありますが、それ以上に、リアルな友人とありのままの日常を共有して楽しむことが、今の若者のスタンダードになっています。

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