「あの話はメールだったっけ? チャットだったっけ?」──と、メールやチャットをさかのぼること、ありますよね。ビジネスのコミュニケーションツールが増えて便利になったものの、混乱する場面も増えてきました。
ヌーラボの「若手社員の戸惑いとチームワークマネジメントの実態」によると、メールやビジネスチャットに関する悩みのトップは「通知が多すぎて確認漏れが発生する」(30.4%)、続いて「重要な情報が埋もれて見逃してしまう」(25.9%)、「やりとりの履歴や必要な資料を探すのに時間がかかる」(24.4%)となっています。
メールは個人と業務用など複数のアドレスを管理し、チャットはMicrosoft Teams、LINE WORKS、Chatworkなどを利用している人が多いでしょう。顧客に合わせて自社で導入しているものとは別のツールを使用したり、個人的な付き合いもあるからとLINEやFacebookメッセンジャーでやりとりしているケースもあります。さらに、当然ですが電話での連絡もあります。
「一体どこで何を」「あの人と連絡を取る際は何を使えばいいのか」など、コミュニケーションのたびに混乱が生じても無理はありませんね。
ビジネスチャットは、その速さと手軽さから急速に普及しています。ちょっとした確認や連絡ができ、メールとは異なるコミュニケーション手段として重宝されています。
チャットツールのリアクションボタンも便利です。ボタンを押すだけで「了解」「いいね」などの反応ができるため、スピーディーなやりとりができます。「既読」マークが表示されるツールも、相手が読んだことを確認できるため安心感があります。
とはいえ、かしこまらないで済むからこそ、お悩みも生まれやすいようです。筆者がSNSなどで見かけた事例を紹介します。
気軽に送信できるからこそ、夜間や休日でもチャットが送られてくることがあります。「ちょっと確認したいんだけど」と上司からチャットが来ると、「休みなのに対応しなければならないの?」と暗い気持ちになりますね。
部下への注意をパワハラと言われないように気遣った文章を送ったところ、「いいね」ボタンで済まされたと嘆く上司の方も。部下は「読みました」の意味で押したのかもしれませんが、がっくりしてしまう上司の気持ちも分かります。
最初に「お疲れさまです」や「加藤さん」などと一言送られてきて、こちらが反応するまで、用件(続き)が送られてこない場合もあります。「何か怒られるのかな」「急ぎの相談?」と、用件が分からないため悩んでしまいます。タイパとは逆の行為ですね。
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