LINEのトークで送ったメッセージの取り消し機能が、2025年10月下旬から「送信から1時間以内」のメッセージにしか適用できなくなることが発表されました。
これまでは、24時間以内であればお互いのトークからメッセージを消去できたので、大幅に時間が短縮されたことになります。SNS上では「改悪だ」「1時間では誤りに気付かない」といった反対意見や、「数時間後に(メッセージを)取り消されるのはストレスだから30分でもいい」という賛成意見など賛否両論です。
あらためて、送信取消機能について説明しましょう。送信取消は、相手やグループに送ったメッセージを互いのトークルームから削除できる機能です。「誤字してしまったから直したい」「送信相手を間違えた(誤爆)してしまったので取り消したい」といったときに便利です。
ただし、送信取消すると「〇〇がメッセージの送信を取り消しました」とトークルームに表示されるため、こっそり取り消すことはできません。また、すぐに送信取消しても、相手がLINEを開いていたり、スマホを見ているときは、メッセージを送った際の通知で内容を読まれてしまうことがあります。
メッセージは「削除」することもできます。「送信取消」と「削除」の違いは、メッセージの送信相手にメッセージが残るかどうかです。送信取消の場合は、相手のLINEと自分のLINEからメッセージを消すことができますが、削除の場合は自分のLINEからしかメッセージを消すことができません。
つまり、削除は自分のトークルームをすっきりさせることしかできません。
「送信取消」機能は、2017年11月16日に実装されました。LINEは当時、「送信取消」機能の開始を記念して「#LINE誤爆 Black FRIDAY」キャンペーンを実施していました。LINEを誤送信した体験談を募集したもので、誤送信した“黒歴史”の例として、以下のようなものが挙げられていました。
LINEが普及して間もなくは、相手を間違えて「誤爆」する人が多く、「LINEで誤爆しない方法」として、壁紙を相手によって変えるといった手法も編み出されました。
おそらく当時の方がLINEは急いで返信するものだと思っていたため、うっかりミスも多かったのでしょう。今はそれほど誤爆は問題になりませんが、上記のような例も含めて、「送信取消」はほとんどが送信者のうっかりミスを取り戻したいときに使われています。
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