2011年6月にサービスを開始したコミュニケーションアプリ「LINE」は、誕生から約14年半が経過した先日、ついに日本国内の月間利用者数が1億人を突破しました。リリース当初は「若者が熱中するメッセージアプリ」として、若者文化を象徴する存在というイメージが強いものでした。
当時はSNSの全盛期であり、大人がFacebookでの人脈作りに励む一方で、若者はLINEでの交流に没頭するという時代でした。その後、スマートフォンの普及に伴い、子に教わった母親が使い始め、重い腰を上げた父親も導入するという流れで、LINEは全世代へ浸透していきました。生活インフラとして定着した現在、かつては若者限定のツールだったことを振り返ると、感慨深いものがあります。
「LINEやってる?」「"ふるふる"で交換できるんだって」「スタンプって顔文字と何が違うの?」といった会話が飛び交う中、利用者が最も戸惑ったのが「既読」機能でした。メッセージを開封するとマークがつき、読んだ事実が相手に伝わる仕組みです。当時、他のチャットアプリにも同様の機能は存在しましたが、多くのユーザーにとって「既読」体験はLINEが初めてであり、その利便性とプライバシーの境界に衝撃を受ける人が続出しました。
かつてSNS「mixi」の「足あと」機能が論争を呼んだように、LINEの既読機能に対しても「廃止してほしい」と切望する声は少なくありませんでした。
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