背面が透明でそこに仕込まれたLEDがあれこれ光ってイギリスデザインで、で話題になったNothing Phone。その後継機が「Nothing Phone (2)」だ。スマホとしていろいろと進化しているのだけど、ここで深掘りするのはもちろんカメラ。
デュアルカメラなのだけど、超広角カメラとメインカメラ(広角カメラ)がどっちも約5000万画素で、インカメラも3200万画素という画素数番長的な仕様なのだ。
その実力はいかに。さらに、Nothin Phone(2)ならではの撮り方や遊び方はあるのか。追求してみたい。
Nothing Phone (2)はカメラの仕様がけっこう細かく公開されているので、そこからチェックしたい。
メインカメラは約5030万画素。ソニーのIMX890でサイズは1/1.56型とけっこう大きめの本格派だ。4画素を1つにまとめるので、画像サイズは「4096×3072」ピクセル。画素数にすると約1260万画素となる。1200万画素よりほんのちょっと多い。
レンズは24mm相当でF1.9だ。
特にハイライト部の階調が良い。2倍ズームの画質も実用的だ。最高で10倍ズームまで行くけど、実用的なのは4倍くらいかな。
超広角カメラは約5000万画素。ただ、メインカメラとはセンサーが違う。サムスン電子のISOCELL JN1でサイズは1/2.76型と小さく、面積はメインカメラの半分以下。
こちらも4画素を1つとして出力。サイズは「4080×3072」ピクセル。なぜか横幅が微妙に違うのはセンサーの違いによるものなのだろうが、1手間かけて合わせればいいのに(ちなみに、アスペクト比がきれいな4:3になるのはメインカメラの方)。
こちらのレンズは14mm相当(0.6x)でF2.2。固定フォーカスではなくAF付きだ。
どちらも5000万画素モード(50MP)での撮影もできる。カメラアプリで「品質」を「50MP」にするだけだ。デュアル5000万画素ならではの技。
超広角カメラでは「8160×6144」ピクセル、メインカメラでは「8192×6144」ピクセルとなる。
5000万画素写真と呼ぶにはディテールはちょっと甘いけど、それはそれということで。
ここからはいろいろと撮ってみるのだが、カメラアプリの設定を最初にチェックしておきたい。Nothing Phone (2)では「シャッター音」をオフにできる。
「レベル」は電子水準器のこと。傾き写真よさようならだ。
ラベルは写真に機種名や撮影日を入れられる機能。最近、多くの端末がこの機能を持っているのだが、たいていは写真の左下や右下に文字をかぶせてくる。
Nothing Phone (2)がユニークなのは、機種名や撮影日を写真の下に追加すること。元画像に手を加えずに撮影情報パネルがつくので、あとから消したいときはクロップすればいいだけなのである。写真に撮影日が明記されていると便利だけど、オーバーレイしちゃうのは邪魔という人に。
ちなみにこれは2xで撮ったうちの猫だ。
光る透明スマホの最新モデル「Nothing Phone (2)」発表 Snapdragon 8+ Gen 1搭載で7万9800円から
「Nothing Phone (1)」のカメラは清く正しく高画質 ミドルクラスとしては大盤振る舞い
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「Nothing Phone (2)」は日本時間7月12日0時に発表 光るスマホPhone (1)の後継
「Nothing Phone(1)」の正体に迫る 操作感良好でコスパも悪くないが、課題もCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.