「Nothing Phone (2)」のカメラを検証 基本画質は優秀、他のスマホにはない撮り方も:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2023年07月28日 12時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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動きに合わせたシャッタースピードの追従が面白い

 その他のシーンもいろいろと。

 まず室内から川の土手を歩く人を狙ったカット。HDRがいい感じに効いている。

Nothing Phone (2)レビュー 大きな窓越しに酷暑の堤防を歩く人たち。窓の外を撮るようなシチュエーションではHDRが生きる

 もう1つ、明暗差の大きな青空もの。鉄道の高架下から超広角カメラでの撮影だ。このウルトラワイド感はなかなかいい。

Nothing Phone (2)レビュー 超広角感を生かして撮ってみた。上り線と下り線の間に見える青空がいい感じだ

 青空背景をもう1つ。これは左下のコスモスにピントを合わせたかったので、タッチAFを使っている。

Nothing Phone (2)レビュー 青空とコスモスとヒマワリ

 室内カットからは2xで撮ったチキンカレーを。

Nothing Phone (2)レビュー カレーに凝っているお店のチキンカレー。なかなかの美味

 いろいろと撮っていたら、1つ気付いたことがある。

 被写体が速く動いていると、それに合わせてシャッタースピードを上げて撮ってくれるのだ。室内でじっとしている猫を撮ったとき(前述の黒猫)は1/100秒だったが、草で遊びながら撮ったときは自動的に感度が上がってシャッタースピードも1/500秒になっていたのである。おかげで、室内で遊んでいる猫を撮っても被写体ブレがない。

 これは感心した。ペットを撮りたい人におすすめかも。

Nothing Phone (2)レビュー ISO感度をぐっとあげてでも1/500秒でとってくれた草で遊ぶうちの猫(ねこじゃらし部分より葉っぱに反応するとこがよく分からん)

 マクロ機能も持っている。マクロモードではより至近距離から撮影できる超広角カメラに切り替わり、そこからデジタルズームで24mm相当にするという多くのハイエンド機と同じ手法だ。

Nothing Phone (2)レビュー マクロモードにすると「4センチ以内に近寄ると最高だぜ」(意訳)と表示が出る
Nothing Phone (2)レビュー マクロモードでヒマワリにぐっと寄ってみた

 そして夜。注目すべきは、照明。カメラの横に撮影用のLEDライトが付いているけど、それとは別にGlyphを全点灯させて照明代わりにすることもできるのだ。

Nothing Phone (2)レビュー 右上の黄色い枠はナイトモードの印。左下はフラッシュライトの表示部分で、これはGlyphライトのアイコン
Nothing Phone (2)レビュー Glyphライトで撮るときはこんな風に全部が光って照明代わりになるのだ。だから指でふさがないように持つべし

 木の幹にセミが張り付いていたので、2xでそれぞれのライトで迫ってみた。1枚目はGlyphライト。もう1枚は通常のLEDライトだ。実は撮影用のライトは色温度が少し低い(つまり少しオレンジ色っぽい色)設計になっており、人を撮ったときに肌色が青白くならないので使い分けると楽しい。

Nothing Phone (2)レビュー Glyphライトで撮影した深夜のセミ。ライトのおかげで非常にリアルな色で撮れている
Nothing Phone (2)レビュー 撮影用のフラッシュライトで撮った深夜のセミ。照明の色が少しオレンジ色っぽいので写りもそうなっている

 クールな写りにしたいか暖かい感じにしたいかで使い分けよう。

 そして夜景。ある程度以上暗いと自動的にナイトモードになる。

Nothing Phone (2)レビュー ナイトモードでいつもの公園。HDRもしっかり働いてとてもいい写りだ

動画は4K/60fpsに対応

 最後は動画の話を。

 ミドルクラスの端末ではあるが、動画は4Kでの60fpsに対応となかなかのスペックで、スローモーション時はフルHDで480fpsまで上げられる。

 なお、動画撮影中は赤いLEDを点灯させられるのでこれは設定でオンにしておきたい。

Nothing Phone (2)レビュー 設定で「録画ランプ表示」をオンにすると、録画中はここが赤く点灯する
4Kで撮影した涼しげなものと暑そうなものの2本のクリップをまとめてみた

 Nothing Phone (2)は透明な背面とLEDが光りまくって通知してくれるGlyph Interfaceに注目が行くけれども、カメラもかなりいい感じなのだ。ついでにいえばディスプレイも大きいし、屋外でも見やすいだけの明るさを持っている。

 歴史が浅い分、どんなシチュエーションでも完璧な安定感ってわけにはいかないけど、おおむねピシッと決めるべきところは決めてくれるし、基本画質もなかなか高い。

 その上でNothing Phone (2)ならではの撮り方も楽しめるのだから、10万円未満でカメラもちゃんとしていて、使っていて目立つ端末が欲しいなら、これイっちゃってもいいでしょう。

モデル:長谷川実沙

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