シャープが「AQUOS wish4」発表 6.6型ディスプレイや5000mAhバッテリー搭載、デザインも一新

» 2024年05月08日 11時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 シャープが5月8日、スマートフォンAQUOSの新モデル「AQUOS wish4」を発表。7月上旬以降に発売する。国内ではNTTドコモとY!mobileが扱う。オープンマーケット向けのSIMフリーモデルも投入する。SIMフリーモデルの想定価格は3万円台前半(税込み)。

AQUOS wish4 デザインを一新し、3色で展開するシャープの「AQUOS wish4」

 AQUOS wishシリーズは、機能やスペックは抑えつつも、おサイフケータイや防水など必要十分な機能をサポートするエントリーモデル。AQUOS wish4はディスプレイがより大きくなり、バッテリー容量もアップ。スマートフォン初心者を含む、幅広い年代のユーザーをターゲットとしている。

AQUOS wish4

 カラーバリエーションはブルー、ホワイト、ブラックの3色で展開する。また、本機はグローバルモデルとして、日本だけでなく台湾やシンガポールでも順次発売する。OSはAndroid 14をプリインストールしている。

 ディスプレイは「AQUOS wish3」の約5.7型から約6.6型のHD+(720×1612ピクセル)液晶に大型化。コンクリートに落としても割れにくいという強化ガラスを採用しており、本体は米国国防省の調達基準である「MIL-STD-810H」の耐衝撃性能を備えている。IP68の防水・防塵(じん)にも対応し、ハンドソープでの洗浄やアルコール除菌シートでの拭き取りも可能。また、本体には再生プラスチック材を約60%、サイドキーには再生アルミ材を100%使用している。

 プロセッサはMediaTekのDimensity 700、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBを備える。AQUOS wishシリーズとしては最大容量となる5000mAhのバッテリーを内蔵しており、フル充電から1日1時間程度の利用なら、1週間使えるとしている。

 アウトカメラは約5010万画素(F1.8、焦点距離25mm相当)の広角カメラを備えている。独自の画質エンジン「ProPix lite」と合わせて、AQUOS wish3よりも集光量が約31%アップしている。被写体や環境に合わせて自動で撮影モードを選択する「AIオート」、素早くピントを合わせられる位相差AFに対応。約800万画素のインカメラはHDR撮影や、シャッターボタンを画面の好きな位置に移動できる「フローティングシャッター」も利用可能だ。

 子どもがスマートフォンを使いすぎないよう制限できる「Google ファミリーリンク」に対応した「ジュニアモード」や、シニア向けに文字を大きく変更できる「かんたんモード」を用意。迷惑電話機能にも対応しており、アドレス帳に登録がない番号から着信があると、自動音声で名前と用件を確認してくれる。生体認証は指紋認証と、マスク対応の顔認証を利用できる。

 AQUOS R9と同様、デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」監修によってデザインを一新した。カメラ周辺には、円でも四角でもない独自の曲線を採用しており、デザインのアクセントになっている。

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