ドライブレコーダーを自分で車に取り付けるのは、電源の確保や配線の煩わしさといった理由から、なかなか骨が折れる作業である。とはいっても、わざわざ高いお金を払って専門店に取り付けを依頼するほど車を乗り回すわけではない──そんな境遇にある人もいるだろう。
カー用品ブランドのMAXWINを運営する昌騰が発売した「MF-BDVR003C」は、そんな人々のニーズに合う“配線不要”の小型ドライブレコーダーだ。
本体は手のひらサイズ、重さは約88gでありながら、満充電で最大約7時間の連続録画が可能な2000mAhバッテリーを内蔵しており、車両のフロントウィンドウなどに取り付けた専用マウントに装着すると、自動で電源が入って録画を開始される。広角120度のレンズでフルHDの録画に対応しており、マウントから取り外すと自動で電源がオフになる。
さらにWi-Fi機能も搭載しており、スマートフォンの専用アプリ「MUFU Video」(iOS、Android)経由で録画データの再生やダウンロード、設定、リアルタイムの映像チェックすることもできるという機能性も持ち合わせている。
価格はAmazon.co.jpで1万2980円(税込み)だ。今回は、そんなMF-BDVR003Cを実際に取り付けて、実力をチェックしてみた。
パッケージにはドラレコ本体の他、USB Type-Cケーブル、自動車/バイク装着マウント(2種類)、microSDメモリーカード (32GB)が付属している。
本体サイズは約72.1(幅)×45(奥行き)×30(高さ)mmで、重さは約88gだ。防水防塵(じん)はIP66相当となっており、バイク用ヘルメットなどに取り付けるなど、激しい雨が直接当たっても問題はなさそうだ。
まずはマウントを車のフロントウィンドウに両面テープで取り付ける。マウントはシンプルなもの、ボールマウントで角度が調整できるものと、計2種類がある。車に取り付ける場合は後者がいいだろう。ちなみにGoPro向けの汎用マウントに取り付けられるため、車やバイクだけでなく、さまざまなところに取り付けやすい。
ドラレコはバッテリーで駆動するので、電源ケーブルなどの配線は不要。脱脂を含めても約15秒で取り付けが完了する手軽さだ。
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