楽天グループのサービスを利用することでたまる「楽天ポイント」。1ポイント=1円分として、まるで現金のようにさまざまな支払いに利用できる。だが実際に現金に近いのは、オンライン電子マネーの「楽天キャッシュ」の方だ。
楽天ポイントはなじみがあっても、楽天キャッシュのことはよく分からないという人も多いのでは? そこでこの2つのサービスの基本ルールとその違い、それぞれの効率的な活用法について紹介する。
まず共通ポイントサービスの楽天ポイントの基本ルールについて説明しよう。楽天ポイントは「楽天市場」や「楽天カード」「楽天銀行」など、楽天グループのさまざまなサービスを利用することで、基本100円につき1ポイントがたまる。
街の加盟店でもポイントがたまり、コンビニやドラッグストア、ファストフードなど、954万カ所(2024年12月時点の「楽天ペイ」「楽天Edy」「楽天ポイントカード」の利用可能カ所合計数。楽天グループサービスは除く)で利用できる。主な加盟店には、ファミリーマート、西友、ツルハドラッグ、サンドラッグ、ガスト、すき家、ケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナツ、吉野家、コーナン、オートバックス、アルペンなどがある。
たまった楽天ポイントは、1ポイント=1円分として楽天のサービスで利用できる。楽天市場の買い物に利用したり、楽天モバイルの月々の支払いに充当したり、楽天証券によるポイント運用やポイント投資などで増やすこともできる。1回に使えるポイントは3万ポイントまでで、1カ月10万ポイントまで。ただし楽天ポイントの総合サイト「楽天PointClub」の会員ランクが最上位のダイヤモンド会員の場合は、1回や1カ月に50万ポイントまで利用できる。
楽天ポイントはANAのマイルやJALのマイル、マリオット ホテル グループの「Marriott Bonvoyポイント」など、他のポイントに交換することができる。その逆も可能で、ANAやJALに加えて、JCBのOki Dokiポイント、三菱UFJニコスのグローバルポイントなど、他のポイントから楽天ポイントにも交換できる。ただし、銀行口座に出金するといった現金化はできない。
有効期限は最後にポイントを獲得した月を含めた1年間。とはいえ期間中にポイントを獲得すると延長されるので、定期的に楽天サービスを利用していれば、有効期限を気にすることはない。ただしこれは通常ポイントの場合。キャンペーンなどでもらえる期間限定ポイントはそれぞれ有効期限が設定されているので、マメにポイントの有効期限を確認しておくことが大切だ。
楽天キャッシュは楽天サービスで利用できるオンライン電子マネー。楽天カード、楽天銀行を始めとする350以上の銀行口座、ATM(セブン銀行・ローソン銀行)、楽天Edy、楽天ラクマの売上金、楽天ウォレットの暗号資産などから、1000円以上1円単位でチャージできる。楽天カードがあれば、設定金額を下回ったときにオートチャージすることも可能だ。チャージの上限は基本1回かつ1カ月最大50万円となる。
なお、楽天キャッシュには【基本型】と【プレミアム型】があり、楽天キャッシュの本人確認済みで、楽天ラクマや楽天ウォレット、楽天銀行以外の銀行口座からチャージした残高は楽天キャッシュ【プレミアム型】になる。
楽天キャッシュを楽天サービスの支払いなどに利用すると、基本200円につき1ポイントがたまる。街ナカでは楽天ペイの加盟店で利用でき、最大1.5%のポイント還元が受けられる。楽天Edyにチャージして、楽天Edyの加盟店で使うことも可能だ。楽天市場や楽天ラクマ、楽天証券など、さまざまな楽天サービス以外に、「BUYMA」「TOHO CINEMAS」「ドミノ・ピザ」などのオンラインショップでも利用できる。なお、利用できる楽天キャッシュは1回50万円までで(楽天ペイアプリで利用の場合)、1カ月100万円まで(100万円以下の上限が別途設定されることもある)。
楽天キャッシュは楽天ペイアプリから手数料無料1円単位で、友達や家族などに送ったり、受け取ったりできる。電話帳に登録している相手の他、相手に受け取り用リンク(URL)や請求用リンク(URL)をメールやSNSで送ることも可能。相手がその場にいるときは請求用のQRコードを表示して、相手に読み取ってもらうことで精算できる。送付や受取上限は以下の通り。楽天キャッシュの【基本型】と【プレミアム型】では上限が異なるので注意したい。
楽天キャッシュ【プレミアム型】であれば現金化もでき、楽天ペイアプリや楽天ラクマアプリから事前に登録した銀行口座に出金できる。楽天銀行に1万円以上を出金する場合は手数料無料で、9999円以下の場合は100円の手数料が必要になる。楽天銀行以外の銀行や信用金庫などに出金する場合の手数料は210円。出金は211円以上から1円単位で、1回かつ1日100万円まで。1カ月では3000万円まで出金することが可能だ。
なお、楽天キャッシュの有効期限は10年間で、その間、チャージや送付、受取、出金、使用などがない場合に失効する。これも楽天ポイント同様、定期的に楽天キャッシュを利用していれば、有効期限を気にすることはない。
使っている分にはあまり違いは感じないが、楽天キャッシュはもともと現金をチャージしたものだけに、送金したり、出金したりできる。一方、楽天ポイントは特典として付与されたものなので、このような現金化ができない。これが、楽天キャッシュの方がより現金に近いという理由だ。
ここまで説明してきた楽天ポイントと楽天キャッシュの違いを次の表にまとめたので、参考にしてほしい。
楽天ポイントを効率的にためるためには、オンラインショッピングを楽天市場に集約することが大切になる。その際、SPU(スーパーポイントアップ)で対象サービスの条件を達成すると、得られるポイントが最大18倍になる。例えば、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」契約期間中は+4倍(要エントリー)になったり、楽天カード会員になることで+2倍になったりといった具合だ。
その他、スーパーセールやお買い物マラソンなど、通常よりもポイント還元率が高くなるキャンペーンが定期的に開催されるので、その時期に楽天市場で買い物するのも有効だ。その際、エントリーが必要なものが多いので忘れないように注意したい。
街の加盟店では、楽天ペイのチャージ払いで条件を達成すると1.5%還元になる。チャージ払いは楽天キャッシュにチャージして、その残高から支払う方法。条件は、前々月の16日から前月の15日のカウント期間中に、楽天ペイアプリ内の楽天ポイントカードを2回以上提示すること。この条件を達成していない場合は、最大1.0%還元になる。
楽天ポイントと楽天ペイ両方の加盟店では、楽天ポイントカードを提示することで最大1.0%のポイント還元があるので、楽天ペイのチャージ払いと組み合わせることで最大2.5%のポイントが得られる。楽天ポイントカードを提示することで、楽天ペイの1.5%還元の条件も達成できるので、街の加盟店では楽天ペイアプリの楽天ポイントカードを提示することを習慣にしたい。
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