緊急時や遠出の際のインターネット回線を「24時間330円」で確保! povo2.0で「非常用ルーター」を改めて作ってみた5分で知るモバイルデータ通信活用術(1/3 ページ)

» 2022年10月24日 16時00分 公開
[島田純ITmedia]

 KDDIと沖縄セルラー電話が提供しているオンライン専用ブランド「povo2.0」は、月額0円から維持できることが魅力です。180日に1回、有料のトッピングを購入するか一定額(※1)の課金が必要となりますが、提携店舗やサービスの利用といった「ギガ活」で得た無料のプロモーションコードで通信容量を得ることもできます。

 公式サイトの対応端末一覧を見ると分かる通り、povo2.0のサービスは、スマートフォン(やiPad)で利用することを想定しているのですが、規約上は利用する端末を特に制限していません。月額0円で維持できることから、povo2.0はau/UQ mobile/povo“以外”のモバイル通信のバックアップとして最適だという話は前回も触れた通りですが、見方を変えると固定インターネット(光ファイバー/CATV)回線のバックアップとしても便利ともいえます。

 そこで、今回の「5分で知るモバイルデータ通信活用術」では、povo2.0と5G対応のモバイルルーターやホームルーターを組み合わせて「緊急用ルーター」を作ってみようと思います。

povo2.0 KDDIと沖縄セルラー電話が発売してきた5G対応の個人向けルーター

povo2.0は「スマホ(とタブレット)」前提 だがルーターでも使える

 申し込みからトッピングの購入やサポートの利用まで、povo2.0に関わる手続きは専用アプリを使うことが前提となっています。

 ただし、先述の通り、povo2.0のSIMカードやeSIM自体はスマホやタブレット以外の端末で使うことは問題ありません。KDDIや沖縄セルラー電話による動作確認はないものの、(理論上)は「au 5G」「au 4G LTE」に対応するPCやワイヤレスルーターでも利用はできるはずです。UQコミュニケーションズとそのMVNOが提供する通信サービスのような「IMEI制限」(※1)や、auブランドの「ホームルータープラン 5G」のような利用場所制限もありません。

(※1)1台1台の端末に割り当てられた「IMEI(International Mobile Equipment Identity)」という個体識別番号をもとに接続の可否を判定すること。UQコミュニケーションと同社のMVNOでは、WiMAX +5G/WiMAX 2+“以外”の端末をIMEIで識別して接続を拒否しています(KDDIと沖縄セルラー電話を除く)

povo povo2.0は、あくまでもスマホ(とタブレット)で使う前提のサービスです

 ただし、スマホ(やタブレット)を前提としたサービスであるためか、5Gルーターで使う際にちょっとした「障害」も発生しました。

 WiMAX 2+対応ルーターにpovo2.0のSIMカードを挿している時は、APN(データ通信の接続先)を設定して、トッピング用のスマホを用意しておけば問題なく利用できました。しかし、au 5G/WiMAX +5G対応のルーターで使おうとすると、正しく設定しても使えない事象が一部の機種で発生しました。

 繰り返しですが、povo2.0はスマホ(やタブレット)を前提としたサービスです。それゆえか、データ専用端末での動作確認はKDDIや沖縄セルラー電話が発売しているものを含めて一切行われていません。とはいえ「自社で発売しているものでもダメなのか……」とちょっと残念に思ったことも事実です。

 しかし、その状況もルーターのソフトウェア更新を通して改善してきているようです。公式にアナウンスされたものではありませんが、現状ではau 5G/WiMAX +5G対応のルーターでも最新のソフトウェアを適用すればおおむね問題なく使えるようになっています。

 「なぜ使えなかったのか?」という点についてモヤモヤは残るのですが、ひとまず使えるようになって良かったです。

SCR01 SNSなどでもpovo2.0に対応していないことが知られていた「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」ですが、9月6日付のソフトウェア更新を適用したらpovo2.0でも通信できるようになりました(実際はもっと早く対応していた可能性もありますが……)
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月16日 更新
  1. DAZN「月額980円表記」炎上騒動、沈静化せず 一部ユーザーに公式Xが「やあ!」と返信 火に油を注ぐ事態に (2026年06月14日)
  2. KDDIのpovo、「つながらない」に悩む楽天ユーザーを本気で救済開始か Xで意味深投稿 (2026年06月13日)
  3. DAZNは一体「何」を謝罪したのか? “月980円”への直接言及なし…が示すこと (2026年06月14日)
  4. あの「カシャッ!」は意味なし? スマホの「シャッター音」実態に即さず、ネットに見直しを求める声 (2026年06月15日)
  5. DAZNサッカープラン巡り謝罪、誤解を招く表示あった――「解約のお手続きを承ります」 (2026年06月13日)
  6. シャープが「AQUOS」を中高価格帯へシフトする理由 メモリ高騰が直撃するエントリースマホの限界 (2026年06月13日)
  7. DAZNのW杯「月額980円」表示に落とし穴 ユーザーを困惑させた2つの“ダークパターン”とは (2026年06月12日)
  8. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  9. サブウェイの「注文が複雑すぎる」声に運営元の見解は? セルフ/モバイルオーダーで初見殺しを脱却できるか (2026年06月14日)
  10. JALモバイルが新たにNTTドコモ「ahamo」とタッグ――IIJに「ahamoショック」再び。谷脇康彦社長の心中は? (2026年06月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー