連載

第53回 たまには油絵風もどうでしょう 写真加工アプリ「Brushstroke」で遊ぶ荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)

ただ写真を共有しただけでは、ちょっと印象に残らないかもしれないな、というときに、フィルターで効果をかけると効果的。今回は油絵風に加工できる「Brushstroke」を紹介しよう。ただし使いすぎると飽きられてしまうのでご注意を。

前のページへ |       

猫を油絵風にしてみる

 では次の題材として猫である。

 BrushStrokeではMedium、Hatched、Frayed、Simple、Bold、Abstract、Washedの7種類のスタイルを持ち、それぞれ4~8のバリエーションを持っている。いくつかどうぞ。


Medium1

Hatched2

Simple1

Bold 2

Abstract1

 これではよくわからん、という人は、アプリ上で拡大して見るべし。2本指で拡大縮小ができるので、ディテールがどう処理されているか分かるのだ。

advertisement

拡大してチェックするのは大事

 この猫はBold1に色調はMauraで仕上げてみた。


油絵風猫

やっぱ風景や花が似合いそう

 もうちょっと絵画っぽくなりそうな素材はないかな、と探してこの写真を見つけた。長野県大鹿村で撮った小柴橋の写真。

 元写真はこれ。コンクリートの橋がいい具合に侘びてるし、後ろに見える山々の稜線がほどよく凸凹してる。


先日訪れた大鹿村の風景。橋と稜線を狙ってみた

 この写真にW3+Fultonで加工し、ちょっと彩度やハイライト部の調整をほどこしてみた。


Washedの3とFultonの組み合わせ

 それがこちら。油絵っぽさを強調するためにキャンバス地を強めに出しております。


古いコンクリートがいい感じに油絵風になってくれた

 これはなかなかいい感じ。

 この手の絵画調アプリは濫用するとすぐ飽きられちゃうので、絵画っぽくするのを目的にせず、「あ、この写真はちょっと油絵調にした方が印象的になって伝えたいものをより強く伝えられそうだ」ってときに使うのをお勧めしたい。まあこれは絵画調アプリに限らず、写真にフィルタをかけたり加工して公開したいときすべてにいえることなんだけれどもね。


Brushstroke
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.