“ツートップ”からの機種変に――お手頃&コンパクトだけど、かなり高性能な「Xperia A4」:Z4とはココが違う(1/2 ページ)
ドコモが販売するソニーモバイルの「Xperia A4 SO-04G」。フラッグシップのXperia Z4や従来のXperia Aシリーズとの違いはどこにあるのだろうか。
NTTドコモは5月13日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia A4 SO-04G」を発表した。Android 5.0、約4.6型のHD液晶を搭載するモデルで、6月中旬の発売を予定している。
ソニーモバイルは、Androidスマートフォンのフラッグシップとして「Xperia Z」シリーズをグローバルで展開。最新のXperia Z4も、日本の3大キャリアを含め、世界の主要国で発売される。これに対して「Xperia A」シリーズは、ドコモだけが発売する日本市場向けモデル。Xperia Zシリーズよりも画面が小さくコンパクトで、スペックも若干控えめにしたミドルレンジの端末だ。
今回発表されたXperia A4 SO-04Gは、ドコモの夏モデルでは最軽量の約129グラム。横幅は約66ミリに抑えられている。ちなみに重さは「iPhone 6」と同じで、横幅はiPhoneよりも1ミリ細い。「大画面のスマホは使いづらい」「片手でメールを打ちたい」という人には格好の選択肢となるだろう。
まずはハードウェアの特徴を紹介しよう。約4.6型のHDディスプレイは、ソニーの高画質技術を用いた「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。HD(1280×720ピクセル)という画面解像度は、昨今のトレンドとしては物足りなく思えるが、実際に写真やWebページを表示して見ると非常に精彩で、高コントラストで鮮やかな画質が得られる。約4.3型HDディスプレイの前モデル、「Xperia A2 SO-04F」よりも画面が大きくなったことに加え、狭額縁化が図られたので、写真や映像を楽しむ迫力が増したようにも感じられた。
背面は、指紋が付きにくいマットな質感で、「スモーキーパステル」というトレンドカラーを採用した。落ち着きはあるが、地味ではなく、さりげない華やかさも感じられる。多くの人に好まれそうなカラーリングと言っていいだろう。エッジ部が丸みを帯びているので、手に馴染みやすい。
背面のメインカメラは有効画素数約2070万画素で、ソニー製のGレンズを採用。暗い場所でも低ノイズで明るく撮れることがセールスポイントで、カメラに関しては「ハイエンド」と称して差し支えない仕様だ。ただし、上位モデルのXperia Z4とは画像処理エンジンが異なり、「プレミアムおまかせオート」に対応するモードに若干差がある。具体的には、Xepria Z4では「プレミアムおまかせオート」で「料理」を認識するが、Xperia A4はこれに対応していない。ただし、マニュアル撮影で「シーンセレクション」から「料理」を選択することで、同じように撮影できるそうだ。
前面カメラは有効画素数約220万画素。これは、Xperia Z4(前面カメラは約510万画素)と大きく差があり、標準的なスペックと言える。
なお、本体の右側面にはカメラ専用ボタンを搭載し、これを長押しするとカメラを起動でき、シャッターボタンとしても使える。本体がコンパクトなこともあり、コンパクトデジカメに近い感覚で、気軽に撮影を楽しめることが魅力だ。
同じく右側面に電源/ロックキーとボリュームキーを搭載。左側面にはmicroSDとNano SIMのスロット、USB端子を配置。本体上部にイヤフォンジャック、下部にはストラップホルダーを備えている。
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