「Google Store 表参道」潜入レポート 米国を超える最大規模の店舗と「丸ごとAI体験フロア」の見どころ(1/3 ページ)
米国外初の旗艦店となる「Google Store 表参道」が8月13日にオープンした。店内では最新のPixel 11シリーズや各種アクセサリーの展示販売および修理サポートを行う。さらに世界初となるAI体験フロアを設け最新技術や限定コンテンツを無料で体験できる。
Googleの米国外で初となる旗艦店「Google Store 表参道」が、8月13日14時にオープンした。場所は東京の東急プラザ表参道「オモカド」1階となる。
このストアでは、Googleのハードウェアや各種サービス、最新のAI技術を直接体験できる。来店者はスマートフォン「Pixel」や「Pixel Watch」「Pixel Buds」などの製品やアクセサリーを、実際に手に取って購入できる。
開店に先立ち、報道陣向けに店舗の内部が公開された。各フロアのコンセプトから内装の特徴、サポート内容や“特別な体験”までをレポートしよう。
世界最大の店舗面積 天然木を豊富に用いて心安らぐ空間に
Google Store 表参道の建物面積は1158平方メートルで、地下1階から2階までの3フロアがある。Googleは米国で10店舗のストアを展開しており、Google Store 表参道が11店舗目となるが、面積は米国の全店舗よりも大きく、Google Storeで最大だという。それだけに、どのフロアも広々としたスペースで、装飾品も充実させている。
展示用のテーブルや棚には天然木を豊富に活用しており、棚には、木目の間が光る仕掛けも用意した。これは、日本のちょうちんの光をイメージしたという。「忙しい中でも安らぎをお届けすること」(Google担当者)が狙いだ。天然木には丸みを帯びたフォルムにもこだわり、「無機質な空間ではなく、ちょっと安らぐ心温かい空間」(同)も意識した。
1階:自然や「Pixel」のカラーと連動したアートインスタレーション
1階では、Googleの最新デバイスやAI機能を体験できる。店内はスマートフォンのPixel、スマートウォッチのPixel Watch、ワイヤレスイヤフォンのPixel Buds、そしてGeminiの各種機能を試せるエリアに分かれている。
スマートフォンは最新のPixel 11シリーズをふんだんに用意し、8月20日の発売に先立ち、じっくり試すことができる。
左端には、Pixel 11シリーズやPixel 10シリーズ、Pixel 9a用のケースを展示している。日本ではケースのユーザーが多いことから、米国の店舗よりもスマホケースの展示を充実させた。こちらはGoogle純正ケースの他、サードパーティーの「Made for Google」認定製品も展示、販売する。
1階中央には「California Dreaming:Landscape of Colors 2026」と題したアートインスタレーションが特別展示されている。Googleの製品デザインは、同社が本社を置くカリフォルニアの自然や光から着想を得ている。この展示では、製品のカラーや形状のルーツを五感で理解できるのが見どころだ。
例えば、Pixel 10aやPixel 11 Proに採用されたカラー「Fog」は、青みがかったホワイトに仕上げられているが、こちらはカリフォルニアの霧から着想を得ている。Pixel Watch 5の丸みのあるフォルムは水の表面張力をイメージした。それが分かる展示として、Pixel Watch 5の本体の隣に、水滴を載せたダミーのウォッチも並べており、どちらが本物か見分けがつかないほどだ。
また、黒系のカラー「Obsidian」は、溶岩石の質感や色味をモチーフにしている。溶岩石をイメージしたオブジェの中にはスピーカーが自然に溶け込んでおり、デバイスとの組み合わせで違和感のないカラーを目指した。
Pixel 11 ProやPixel 11 Pro Foldに採用されたOliveに関連して、オリーブの木を表現したインスタレーションも展示している。この中にあるハイビスカスの花は、Pixel Watchのバンド素材から制作している。過去のPixel Watchをデザインする際に余った素材を活用しているという。
Oliveに加え、Pixel 11にも採用されたPistachio(ピスタチオ)という2種類のグリーン系カラーを、コケを用いて表現。米国から持ち込んだというコケの中には石ころをアクセントとして入れ、Pixelの金属パーツからきらめきを感じてもらうための趣向を取り入れた。
Pixel 11 Proに採用されたCanyon(キャニオン)は、カリフォルニア州の砂丘をイメージし、そこから着想を得たインスタレーションでは温かみを表現した。
表参道店限定のサステナブルな「スマホストラップ」も登場
店舗限定アイテムとして、表参道店のみで販売される「スマホストラップ」を5500円で販売する。このストラップは、Googleのデザインチームが手掛けたもので、Pixel Watchや「Fitbit」のバンド用ファブリックの余剰素材や試作材料をアップサイクルして作られている。リボンのような形状やループ状のものなど全6種類の形があり、色や糸の組み合わせによって異なる表情を持つ。
デザイン面だけでなく、「バッグやポケットからスマートフォンを取り出しやすくする」という実用性も兼ね備えている。数量限定での販売なので、思い立ったら早めに入手することをおすすめしたい。
ストア内には、Geminiを体験できる専用スペースも展開される。有料プラン「Gemini Advanced」が利用できる端末が設置されており、日常使いを想定したプロンプトが用意されている。「今夜の晩御飯の提案」といった身近な相談から、「理想の部屋の画像生成」「癒やしの音楽制作」まで、AIを活用した幅広い体験が可能だ。
この他、スマートスピーカー「Google Nest」シリーズに話しかけて応答を試せる他、スタッフに声をかけることでPixel Budsを実際に装着して音質を試聴したり、Pixel Watchのバンドを試着したりすることもできる。
1階は実店舗ならではの体験と、Googleのハードウェア・ソフトウェアの魅力を融合させた空間となっている。
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