スマホでこんな写真が撮れる! そう、シャッタースピードが変えられる「isai vivid」ならね(1/2 ページ)
フルオートで手軽にキレイな1枚が撮れる「isai vivid」のカメラ。実はシャッタースピードやピント、ホワイトバランスなどをデジカメにも匹敵する自由度で変更できる「マニュアルモード」もあり、こだわりの1枚を撮影できます。今回はシャッタースピードを変えて、いろいろな写真を撮ってみました。
最近デジカメを持ち歩いていますか? かくいう筆者はすっかり仕事以外ではデジカメの専用機を携行することはなくなり、特に土日などはスマートフォンと財布のみで外出することが多くなっています。
理由はいまさら言うまでもないですが、近頃のスマホに搭載されているカメラは専用機に迫るほどの高画質を備えていること、そして撮影する主目的がソーシャルに投稿することに変わっているからです。
とは言え、多くのスマホに搭載されているカメラは、フラッシュのオン/オフ、HDR(ハイダイナミックレンジ合成)の切り替え、色合いなどを変更できますが、デジカメと同じように撮影に関する細かな設定変更はできないものがほとんどです。スマホにお任せもいいけれど、一眼レフカメラでなければ撮影できないような絵作りが可能なスマホがほしい!……という方にぜひオススメしたいのが、LGエレクトロニクスの「isai vivid LGV32」。5月29日から販売開始されているKDDIのAndroidスマートフォンです。
auの2015年夏スマホはどれもカメラが進化していますが、isai vividはとくにカメラ機能に注力したモデルに仕上げられています。まずカメラの基本性能を大きく左右するイメージセンサーは1/2.6型とスマホにしては大型です。それにF値が1.8という明るいレンズと、3軸光学手ブレ補正機構を組み合わせています。つまり、明るいレンズからより多くの光を取り込み、取り込んだ光を大きなイメージセンサーで受け取れ、そして手ブレ補正機能によってシャッター開放時間を長くとれるので、暗い場所でもノイズの少ない高画質な画像を撮影できるのです。
加えてメインカメラの左側には、環境光の影響を受けずに正確なピント合わせが可能なレーザーオートフォーカス、右には赤、緑、青の3原色に加えてIR(近赤外線)を認識するカラースペクトルセンサーを搭載しています。薄暗い室内でも正確にフォーカシングし、また自然で鮮やかな色合いを再現できるわけです。
カメラの基本性能を決めるイメージセンサー、レンズ、手ブレ補正機構に最新のパーツを採用したうえで、レーザーオートフォーカス、カラースペクトルセンサーを搭載したisai vividは、シャッターを切るだけで大部分の人が十二分に満足する画像を撮影できます。
そして、フルオートで気軽に撮りたい場合はシャッターとズーム操作だけが行なえる“シンプル”モード、一般的なスマホのカメラ機能に相当する“ベーシック”モードが用意されていますが、isai vividで「撮影を楽しむ」のなら、ほかにはない“マニュアル”モードを使いこなしたいところです。
isai vividのカメラ性能を最大限まで引き出し、作品作りが楽しめるマニュアルモードは、WB(ホワイトバランス)、MF(マニュアルフォーカス)、露出、ISO、S(シャッタースピード)、AE-L(AEロック)などを変更・設定可能です。
WB(ホワイトバランス)では環境光に合わせて“色合い”を、MF(マニュアルフォーカス)ではピントの合う“距離”を、露出では“明るさ”を、ISOでは撮影時の“感度”を、S(シャッタースピード)ではシャッターを開く“時間”を変更でき、各々を変更すれば同じ被写体でも異なる描写の写真になります。
ほかの多くのスマホには実装されておらず、そしてその効果が楽しいのは、なんといってもマニュアルでのシャッタースピード設定でしょう。というわけで、isai vividでシャッタースピードを変更して撮影した写真をぜひご覧ください。
ハイスピードシャッターの作例
ハイスピードシャッターは動きのある被写体の撮影に効果的です。特に家族や友人・知人がスポーツをやっている模様を撮影すれば、臨場感ある写真となって喜ばれるのではないでしょうか? ということで、自転車で走る様子とサッカーボールを蹴る様子を撮影してみました。
シャッタースピードを速くすると明るさも必要になります。自転車とサッカーの作例を撮影したのは夕方近くの時間帯でしたが、isai vividならより多くの光を取り込める大型のイメージセンサーとF1.8の明るいレンズで、躍動感ある写真を撮ることができました(もちろんISO感度を上げています)。環境によらず安定して光を操れる唯一のスマホと言えるでしょう。
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