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ソフトバンクが「Nexus 6P」を“独占”販売、Y!mobileとの2ブランド戦略でAndroidを展開通信は実効速度を重視(2/4 ページ)

インフラは実効速度重視で整備。買い物、ポイント、健康、病院と、ライフスタイルを変える4分野の新サービスも開始する。

Nexus端末を含む多彩な新商品

 新端末はソフトバンクブランドから、2300万画素の高解像度カメラや指紋認証に対応した「Xperia Z5」が最初に紹介された。また、動画に強いハイスピードなIGZOを搭載する「AQUOS Xx2」「AQUOS Xx2 mini」は、「トラフィックに占める動画データの割合が非常に高くなっている」(宮内社長)現在、重要になる端末と評価した。

 「スマホによってライフスタイルが変わった」と言い切る宮内社長だが、今回はダイヤルキーを搭載した従来型のケータイも3機種ラインアップに加えられた。「AQUOSケータイ」「DIGNOケータイ」「かんたん携帯9」はAndroid OSを採用し、高音質な「HD Voice」や「VoLTE」に対応するほか、コミュニケーションアプリ「LINE」も使える進化したフィーチャーフォンだ。

 タブレットとデータ通信端末も3機種が登場。SoftBank Air「Airターミナル2」は、置くだけで受信時最大261Mbpsの高速通信が利用できる。工事が不要で、「光回線まではいらない人に最適なサービス」(宮内社長)だ。また、「Lenovo TAB2」は「安価だけど非常に高精細」で、Netflixアプリをプリインストールする。発表済みの「Pocket WiFi 501HW」はモバイルWi-Fiルーターでありながらテレビが見られる端末で、これもCAに対応している。

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ソフトバンクからもXperia Z5が登場

シャープ製のAQUOS Xx2とAQUOS Xx2 mini

Android搭載のケータイ3機種

ブロードバンドサービスのターミナル、タブレット、Pocket WiFi

 Y!mobile端末は、すでに発表されていた「Nexus 5X」とHuawei製のスリムな「LUMIERE」、ハード的にはソフトバンク版と同じ「AQUOSケータイ」と「DIGNOケータイ」「Pocket WiFi 502HW」の5機種が紹介された。

 新商品紹介で時間をかけて取り上げられたのは、キャリアではソフトバンクだけが販売する「Nexus 6P」だ。GoogleでAndroidを担当する上級副社長 ヒロシ・ロックハイマー氏が登場し、「最新OSと指紋認証を搭載し、便利で安全に使える」としてNexus 6Pをアピールした。


3キャリアではソフトバンクだけがNexus 6Pを独占販売する

Nexus 6P

 なお、ソフトバンクとY!mobileのAndroidの全ユーザーは、「Google Play Music」が90日間無料で使えること、Nexus 6P/Xperia Z5/AQUOS Xx2を購入した人の中から抽選で5万人に、Harman Kardonのスピーカーがプレゼントされることも明らかにされた。


宮内社長(左)とGoogle上級副社長 ヒロシ・ロックハイマー氏(右)。ロックハイマー氏は流ちょうな日本語でNexus 6Pを紹介し、「白戸家の一員となった気分」と語った。

ソフトバンク、Y!mobileのAndroidの全ユーザーは、Google Play Musicが90日間無料で利用できる

 Nexus端末を含めると、ソフトバンクから10機種、Y!mobileから5機種の端末が新たにラインアップに加わる。スマホからケータイ、タブレット、Wi-Fiルーターまでバラエティ豊かなライナップとなった。「当然、iPhoneユーザーが多いが、Androidもたくさん出していく。いろんな方々にいろんなスマホを提供する」と宮内氏は語り、Androidも重視する姿勢を示した。

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