インタビュー

ヨドバシカメラ“悲願”の名古屋出店 計画を早めた幾つかの理由らしさをぎゅっと凝縮(1/2 ページ)

中部・東海エリア初のヨドバシカメラ「マルチメディア名古屋松坂屋店」がオープンした。老舗デパート松坂屋の中にあるヨドバシとはどんな店舗なのか、その見どころに迫った。

 中部・東海エリア初のヨドバシカメラ、「ヨドバシカメラマルチメディア名古屋松坂屋店」が10月29日にオープンした。栄地区の老舗デパートである松坂屋名古屋店の南館4~6階に入居する形態で、売場面積は約7200平方メートル、約20万アイテムを取りそろえる。


「ヨドバシカメラマルチメディア名古屋松坂屋店」がオープンした松坂屋名古屋南館

 フロアは4階がカメラ、PC、時計と文具、スーツケースや旅行、アウトドア用品。5階は家電とAV機器、6階がスマートフォンや携帯電話、ゲーム・おもちゃ、AVソフト、楽器という構成。興味深いのは、通常は店舗の入り口付近にあるスマホ売場が6階にあること。実は6階には南館と本館をつなぐ連絡廊下があり、ここがもう1つの店舗入り口、いわば正面と見ることもできそうだ。

4階はカメラ、PC、時計と文具、スーツケースや旅行、アウトドア用品のフロア
5階はテレビやオーディオなどのAV機器と、生活家電、美容機器など
本館からもアクセスできる6階はスマホを中心に、ホビー関連商品が並ぶ

 その連絡通路に面しているのは格安SIM/格安スマホの相談カウンターで、隣りにFREETELの専用カウンターも設けられた。5階と行き来するエスカレーターを囲むようにNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、Y!mobile、UQコミュニケーションズの売り場があり、サムスン電子のブランドショップ「Galaxy Shop」もある。もちろんスマホケースやアクセサリーコーナーも充実だ。6階はこのほかにホビー関連の商品が並び、この規模のヨドバシカメラとしては楽器売場が広いのも特徴だという。

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 5階は生活家電、テレビ、レコーダー、オーディオのフロア。大型テレビはもちろん、ホームシアター向け製品や高級オーディオなどもそろえ、大型製品の使い勝手を試せる広々とした体感コーナーも用意した。家電コーナーでは話題のロボット掃除機や掃除機を試せるカーペット敷のスペースなど、大型店ならではの品定めができる。

 4階はカメラとPCを中心に、それぞれの周辺機器やアクセサリー、バッグなどの関連製品も豊富にラインアップ。特にカメラ売り場は三脚やプロ仕様の撮影用品もしっかりそろえ、“ヨドバシらしさ”が味わえるコーナーだろう。買い物のついでにスマホの写真をすぐにプリントアウトできるDPEコーナーも便利だ。

6階にはFREETELの専用カウンターや「Galaxy Shop」も(写真=左)。FREETEL「極(KIWAMI)」の特別モデルも展示(写真=右)。通話専用の「Simple」も販売していた
もちろん大手キャリアのカウンターも並ぶ6階
ヨドバシカメラ収蔵のスタインウェイ製グランドピアノ(非売品)が鎮座する6階の楽器売り場
5階のAV機器コーナー。名古屋グランパスの全試合が見られるというスカパー!のPOPがご当地らしい(写真=左)。ハイレゾ人気で注目が集まるヘッドフォンやイヤフォンはほとんどが試聴可能だ
5階は高級オーディオやホームシアターの品ぞろえも充実
5階生活家電コーナーでは最新のコーヒーメーカーやバルミューダ・ザ・トースターなど話題の製品が前面に
4階カメラコーナーは三脚やプロ仕様の撮影用品も並ぶ
6階には時計や旅行用品も
アウトドアグッズも用意。本格的な登山用品なども4階で購入できる
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