コラム
「iPhone 7」はホームボタンも地味に進化した
ホームボタンにも注目。
「iPhone 7/7 Plus」は、IP67の防水/防塵(じん)性能やFeliCaの搭載などに注目が集まっているが、実はホームボタンも地味に進化している。
「iPhone 6s/6s Plus」は、ディスプレイへのタッチ圧力を検知して指先にコンコンと反応を返す「3D Touch」機能を備えていたが、これは端末に内蔵する新型の振動モーター「Taptic Engine」で実現したものだ。
iPhone 7/7 Plusでは、このTaptic Engineをホームボタンに実装し、ボタンを押し込まなくても操作ができるようになっている。これにより、どんなメリットがあるのか。
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ホームボタンの故障は、iPhoneの中で最も多いトラブルの1つ。物理キーに関する故障はAndroidユーザーも共感できるだろう。Taptic Engineにより端末本体との隙間がなくなり、IP67等級の防水/防塵の実現も可能となった。これまでと違い押し心地に欠けるという人もいるだろうが、その違和感を上回る恩恵を得られることは間違いない。
このTaptic Engineは、2015年4月に発売された「MacBook」のトラックパッドや、Apple Watchにも採用されている技術で、今後のApple製品にも搭載されていく可能性が高い。見た目のインパクトは小さいが、使う頻度の高いボタンなだけに、iPhoneユーザーにとっては地味に大きな進化といえるだろう。
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