見た目はAppleストア! Xiaomiの新しいフラグシップストアを訪問:山根康宏の海外モバイル探訪記
Xiaomiは中国各地に新しいフラグシップストアを開業しています。ガラス張りで室内も明るく見えるなど、Appleストアのような開放的な空間になっています。Xiaomiの全製品がそろうストアの様子を見てきました。
中国で有数のスマートフォンメーカーとなったXiaomi。市場に参入開始したころはオンライン販売を主に行っていましたが、売れ行きが落ち込むようになってからはオフライン=実店舗展開を急速に拡大しています。しかもここ最近は中国各地に新しいフラグシップストアを開業しており、ガラス張りで室内も明るく見えるなど、Appleストアのような開放的な空間になっています。Xiaomiの全製品がそろうストアの様子を見てきました。
今回訪問したのは中国は深センのフラグシップストア。深センといえば電脳街「華強北」が有名ですが、新しいフラグシップストアがあるのは「南山」という深センの西地区。アクセスは深セン地下鉄1号線の高新園駅となります。ここにはIT企業が多く集まっており、新しく開業したショッピングモール&オフィスビル街の一角にXiaomiの店が位置しています。ちなみにこのエリアに来ると、ここが中国とは思えぬ都会の空気が流れています。深センは怪しい街、というイメージは全くありません。
2階建ての店舗はガラス張り。1階に入ると手前側に最新スマートフォンがずらりと並びます。12月に発売されたばかりの最新モデル「紅米5」も早速展示中。在庫もあるので購入も可能でした。ただし中国のお店全般にいえますが、海外のクレジットカードが利用できないのが残念なところです。
観光がてらに立ち寄って、アクセサリーを買うのも悪くありません。USBケーブルなど他の機種で使えるアクセサリーもいろいろとそろっています。Xiaomi純正の自撮り棒など、なかなか見られないものもここでは売られています。もう少しスペースに余裕を持って展示してくれるといいのですが、恐らく店をオープンしたものの展示するものが多すぎてこれらの小物は1カ所にまとめられてしまっているのかも。
スマートフォン以外の展示を見ると、見た目がMacBookそっくりなノートPC「Mi Notebook」全モデルがそろっています。さらには空気清浄機などのスマートホーム製品やら、二輪の自走車「ninebot」なども展示。IoT絡みの大型製品が並ぶあたりは、Xiaomiがビジネスを手広く展開していることをよく表しています。日本に持ち帰って使いたくなる製品もあるのですが、このあたりのものは電圧や法令が適合しないのでダメですね。いつの日か日本に参入してくれることを待つしかありません。
さて2階に上がってみると、フロアのイメージがかなり異なって見えます。どことなく無印良品のお店に来たような感じです。このフロアはライフスタイル関連製品を展示しています。Xiaomiブランドや提携メーカーの関連製品が並びますが、自転車やスーツケースなどスマートフォンとは一見すると関係ない製品が陳列されているのです。
フロアの中央にはソファやクッション、ベッドまで。Xiaomiのお店に来ればスマートフォンやIoT製品だけではなく、家庭に必要なあらゆるものが買える、そんな体験をここでは提供しているのでしょう。遠い将来「Xiaomi・ホーム」なんて店が独立してできるかもしれませんね。
湯沸しポットやコーヒーメーカー、炊飯器などは今すぐにでも電圧仕様を変えて日本で出してほしいと思ってしまいます。最新のXiaomi製品を見て回るだけでも面白いフラグシップストア。中国各地にあるので旅行や出張の際に立ち寄ると面白いですよ。
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