操作性やカメラの実力は? OPPOの日本初スマホ「R11s」レビュー(1/3 ページ)
中国メーカーのOPPOが日本に参入し、第1弾スマホとして「R11s」を投入する。この端末を一足早く試せる機会を得られたので、ファーストインプレッションをお届けする。
予告されていた通り、中国のスマホメーカー「OPPO」が、日本のSIMフリースマホ市場に参入した。日本で発売される最初のスマートフォンは「R11s」。海外で販売されているR11sと同様、背面にデュアルカメラ、インカメラにビューティーモードを搭載した、カメラ機能に注力したモデルになっている。この端末を一足早く試せる機会を得られたので、ファーストインプレッションをお伝えしよう。
薄く洗練されたメタルボディー
日本に投入されるR11sも、スペックはグローバルモデルと同じだ。ディスプレイは6.01型の有機EL(1080×2160ピクセル)、サイズは75.5(幅)×155.1(高さ)×7.1(奥行き)mm、重量は153g。プロセッサはSnapdragon 660、ストレージは64GB、メインメモリは4GB、バッテリー容量は3205mAhとなっている。カメラは背面に2000万画素+1600万画素のデュアルカメラを搭載し、インカメラは2000万画素だ。
2:1の縦長有機ELディスプレイにデュアルカメラと、最近のスマホのトレンドを取り入れた端末だが、プロセッサがSnapdragon 660とやや抑えめ。ただ、価格は5万7980円(税別)と、ハイエンドモデルに近いものになっている。
本体を手に取って感じるのは、その薄さだ。背面は側面にかけてカーブし、側面は本当に細くなっているシャープなフォルム。背面にはデュアルカメラとライト、指紋センサーとOPPOのロゴのみでスッキリしている。アンテナのスリットは本体の縁に沿って、あまり目立たないように処理されている。落ち着いた質感のメタルボディーで、洗練されたデザインだ。
薄い端末は持ち上げるとき、しっかりつかめないことがあるが、R11sはカーブのおかげで机から少し浮いた状態になっているので指がうまく引っ掛かり、さらに側面が非常に細いのでグリップがいい。カーブも手によくなじむ。縦長ディスプレイなので、画面サイズは大きいが女性の手でも扱いやすい形状だ。
縦長画面でSNSやWebサイトをゆったりと見られる他、画面占有率86.8%という狭額縁設計なので動画を見るのが楽しい。特にYouTubeの画面で、ピンチアウトすると画面に合わせた全画面表示モードになるのが意外に良かった。映像の迫力が増し、動画に集中できる。
【訂正:2018年1月31日17時25分 初出時に価格を「6万円(税別)」としていましたが、正しくは「5万7980円(税別)」でした。おわびして訂正いたします】
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