連載
シリーズ初のインカメラ搭載 女性を意識したスマホ「Xperia ray SO-03C」(懐かしのケータイ)
ハイスペックさはそのままにコンパクトボディを実現した「Xperia ray SO-03C」。小さな手にも収まるサイズ感や、Xperiaシリーズでは初のインカメラを搭載しているなど、女性をターゲットとした製品でした。
思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)製スマートフォン「Xperia ray SO-03C」です。
2011年8月に発売したSO-03Cは、Xperiaシリーズのハイスペックさをそのままに、幅53mm、厚さ9.4mmのコンパクトボディーを実現したモデルです。
それまでのXperiaシリーズは、大画面ハイスペックを売りに主に男性ユーザーに人気のモデルとなっていました。一方、SO-03Cではコンパクトさを売りに女性ユーザーやフィーチャーフォンからの乗り換えユーザーをターゲットにしていました。
advertisement
単にコンパクトになっただけではなく、ディスプレイの解像度やカメラなど、同年3月に発売となった「Xperia arc SO-01C」と同等のスペックを維持し、さらには、日本向けのXperiaシリーズでは初となるインカメラも搭載していました。
コンパクトになった分、ディスプレイは3.3型と小さくなり、文字入力がしずらくなるという問題がありますが、それを解消するためXperiaシリーズ初の音声入力機能を搭載し、話すだけで文字入力ができるようになっていました。
「Xperia ray SO-03C」の主な仕様
- 発売日:2011年8月27日
- キャリア:NTTドコモ
- メーカー:ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
- サイズ:約53(幅)×111(高さ)×9.4(奥行き)mm
- 重量:約100g
- メインディスプレイ:3.3型(480×854ピクセル)TFT液晶 1677万7216色
- アウトカメラ:有効約810万画素CMOS
- インカメラ:有効約32万画素CMOS
- ボディーカラー:Gold、White、Pink
関連記事
ドコモ向けarcが3色で登場――映像美とカメラ性能を追求した「Xperia arc SO-01C」
CESやMobile World Congressなどで披露された「Xperia arc」がドコモから発売される。最薄部8.7ミリのスリムなボディに、鮮やかな表示が可能な4.2インチフルワイド液晶と、Exmor R for mobile対応の810万画素CMOSカメラを搭載している。写真で解説する「Xperia ray SO-03C」(外観編)
幅53ミリの小型ボディが目を引く、ソニー・エリクソン製のAndroid搭載スマートフォン「Xperia ray SO-03C」。ボディサイズ以外に、外観はどのような特徴を持っているのだろうか。arc/acroとの違いも踏まえて調べた。「Xperia ray」で女性向けスマホ市場の扉を開けるソニー・エリクソン
ドコモが発表したソニー・エリクソン製のコンパクトなAndroidスマートフォン「Xperia ray SO-03C」。女性のスマートフォン・シフトを視野に入れ、デザインとカラーバリエーション、そして持ちやすさを重視して開発された。au 4G LTEに対応 多機能コンパクトスマホ「ARROWS ef FJL21」(懐かしのケータイ)
提供開始されたばかりだったau 4G LTEに対応した「ARROWS ef FJL21」。ワンセグやおサイフケータイ、決済対応のNFCなど、コンパクトなボディに様々な機能が詰め込まれたスマートフォンでした。弧を描くデザインが印象的な「Xperia arc SO-01C」(懐かしのケータイ)
BRAVIAやCyber-shotといったソニー製品の技術をふんだんに盛り込んだ「Xperia arc SO-01C」。背面が少し反り返った形状になっているなど、斬新なデザインが印象的な製品でした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.