質実剛健な高画質! ハイスペックSIMフリースマホ「HTC U12+」のカメラで撮りまくる:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)
ハイスペックなSIMロックフリースマホとして注目を集めている「HTC U12+」。アウトカメラに加えてインカメラもデュアル化したことが大きな特徴だ。撮り試すしかありませんな。
背景のぼかし具合をチェック!
さてさて、デュアルカメラといえば「背景ぼかし」。
U12+の場合、アウトカメラの片方が望遠なので、背景ぼかしをオンにすると、自動的にレンズが望遠側に切り替わる。とはいっても、あまり「望遠」ではなくて「標準」になるっていうイメージだ。
カメラアプリのシャッターボタンの隣にある「ボケ」ボタンをタップすると、自動的にカメラの画角が2倍になり、「自動ボケ」モードになる。
上の撮影画面にある通り、自動ボケモード時は被写体との距離は50cmから。望遠カメラのレンズの制約によるものだろう。
ボケボタンをもう一度タップすると、手動ボケモードになる。手動ということでボケ具合をスライダーで調整できる。
ボケを最大にして撮影したのがこちら。
見れば分かるけれど、そこまで極端にボケてくれるわけじゃない。不自然にならない程度って感じ。
まあ無理やり派手にボカせても、実用性はあまりないのでこのくらいが扱いやすい。
次は、自動ボケモードでバラの花。花が立派だったので、こういう時こそ背景ボケの出番。
バラの花にだけピントが合って、背景がボケるというワザを見せてくれた。これはなかなか。
ではお待ちかね、人物でボケ撮影。
撮影日はあまりに暑かったので、まずは冷たいものを背景をぼかしつつ。
あれこれ撮ってる間に、どんどんソフトクリームが溶けて形が崩れていくのがなんともいえないのでした。
赤いストローがちゃんと背景と分離していたり、顔の左側、髪の毛と首筋の間の三角のエリアもちゃんとボケてたりして、なかなか優秀かも。
まずは、普通に広角側でポートレート。
ちなみに、日差しを避けるためにパラソルの下で撮ったのだけれど、それだと顔が影になる。顔を明るく撮ろうとすると、次のスクリーンショットのように背景が真っ白になってしまう。
この状態で撮影すると、自動的にHDR(広ダイナミックレンジ)が有効になって、顔も背景もきちんと写った。この辺はきちんとしている。
続いて、あまりの暑さにもうちょっと涼しいところに移動しよう、ってことで木陰へ行ったら、緑が背景だと複雑すぎて背景をキレイにボカすのが難しくなってしまったの図。
ご覧の通り、撮影中の画面だと髪の毛と背景の分離が甘い。
実際に撮るとどうなるか。まずはぼかしなしの作例。
続いて自動ボケで背景をぼかした作例。
あまり不自然さもなく、きっちりぼけています。日陰だったけれど、色も悪くない。
何というか、派手さはないけれど、写りはちゃんとしているカメラだ。
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