HTCの「U12+」は両面デュアルカメラで「切り欠き」なし
HTCがフラグシップ端末「HTC U12+」を発表した。両面デュアルカメラで、背面カメラは10倍のデジタル望遠も可能。切り欠きはない。
台湾HTCは5月23日(現地時間)、新フラグシップ端末「HTC U12+」を発表した。米国では予約を受け付けており、出荷は6月の予定。価格は799ドル(約8万8000円)からだ。日本の公式サイトには「日本のみなさま、乞うご期待」とあり、日本でも発売するようだ。【訂正】
昨年11月発表の6型端末「HTC U11+」の後継モデルに当たる。なお、日本でも販売している5.5型の「HTC U11」の後継に当たるモデルは発売しない見込みだ。
特徴は、両面のデュアルカメラ。ボケ撮影が可能だ。オートフォーカス機能が新しくなり、背面カメラでは2倍の光学ズームと10倍のデジタルズームでの撮影が可能。
カメラレビューサイトDxOMarkで、デュアルカメラスマートフォンとしては過去最高の103点を獲得した。米Googleの「Pixel 2」は98点だ。
ディスプレイは6型(2880×1440ピクセル、18:9)の液晶。はやりの「切り欠き」はない。
HTC端末の特徴である、本体を握ることで操作する「Edge Sense」が「Edge Sense 2」になった。両側面を握ることで各種操作を呼び出す従来の機能に加え、両側面を握り続けることで画面の自動回転表示設定でも回転させないようにしたり、片方の側面をダブルタップすることで片手操作用のユーザーインタフェースを表示したりする機能が使える。
色はTranslucent Blue、Ceramic Black、Flame Redの3色。Translucent Blueは半透明で、内部のパーツが透けて見える。
ポートはUSB Type-Cで、3.5mmのオーディオジャックはない。
その他の主なスペックは以下の通り。
機種名 | HTC U12+ |
---|---|
メーカー | HTC |
OS | Android 8.0 Oreo with HTC Sense |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 845 |
メインメモリ | 6GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
外部メモリ | microSDXC |
ディスプレイ | 約6型フルHD 液晶 |
解像度 | 2880×1440ピクセル |
バッテリー容量 | 3500mAh |
アウトカメラ | 約1200万画素のワイドアングルカメラ+約1600万画素の望遠カメラ |
インカメラ | 有効約800万画素×2 |
ボディーカラー | Translucent Blue、Ceramic Black、Flame Red |
サイズ | 約73.9(幅)×156.6(高さ)×8.7〜9.7(奥行き、カメラの高さを含む)mm |
重量 | 約188g |
【訂正:2018年5月24日18時00分 当初、オーディオジャックを備えるとしていましたが、ありませんでした。お詫びして訂正します。】
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HTC | デュアルカメラ | フラッグシップ | HTC U11 | 望遠 | Android 8.0 Oreo | HTC Sense | QUALCOMM(クアルコム) | Snapdragon | USB Type-C
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