レビュー

超広角カメラって楽しい! 「HUAWEI Mate 20 Pro」の進化したAIカメラを試す荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

Huaweiのフラグシップスマートフォン「Mate 20 Pro」が日本に上陸する。従来のモノクロカメラの代わりに超広角カメラを搭載したわけだが、どんなものか撮って試すことにした。

1x~5xは「10M」サイズで

 続いて、メインカメラ(1x:27mm相当)と望遠カメラ(3x:80mm相当)の話。40M(4000万画素)センサーを使って10Mサイズの画像を作るのだから、画質的にも有利だし、デジタルズーム時も有利だ。

 いつものガスタンクでどうぞ。


ガスタンク(1x)

 もうね、ディテールもちゃんと出ているし、青空は鮮やかだし、シャドウ部は潰れていないし、ハイライト部は滑らかだし、ということで、ちょっと爽やかすぎないか感あり。

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 お馴染みマスターAIは「青空」を検出。

 先ほども言った通り、撮影画面の「1x」タップすると「3x」、さらにタップすると「5x」に切り替わる。

 で、3x以上ではカメラも望遠側に切り替わる。こちらのセンサーは8M(800万画素)だが、撮影した写真は10Mサイズ。この辺は裏であれこれ処理をして解像度を上げているのだろう。


ガスタンク(3x)

 5xまで行くと、ちょっとデジタルズーム感が出てくる(ディテールが少しもやっとする)が、あまり気にならない。さすがである。


ガスタンク(5x)

ガスタンク(0.6x)

 気軽に超広角から望遠まで撮れるのが良い。


3xで撮った松本零士デザインの新型水上バス「エメラルダス」

5xで撮った東京スカイツリー

マスターAIに「自転車」や「スーパーマクロ」が!

 で、Mate 20 Proには、撮影のセッティングをあれこれできる「プロ」モードもあるが、使ってみると、ほぼカメラ任せでOKだ。HDRも自動的にさりげなくかかるし、手ブレ補正も付いているるし。

 「AI」を使ったシーン自動認識も相変わらず強い。認識されるシーンも増えた。代表的なものをいくつかチェック。

 まずは「日の出/日の入り」。


日の出/日の入り

日の出/日の入りで撮影

 次は「紅葉」。


紅葉

紅葉で撮影

 「自動車」とか「自転車」とかも認識する。


自動車

自動車で撮影

自転車

自転車で撮影

 「歴史的建造物」や「猫」もシーン検出できる。


歴史的建造物

歴史的建造物で撮影


猫で撮影

 自転車を認識するとか、面白い。

 そして新しく追加されたのが「スーパーマクロ」。これはギリギリまでカメラを近づけると、カメラが自動で「0.6x」に切り替わり(超広角カメラの方がギリギリまでピントが合うからだろう)、超接写できる機能。

 こんな感じ。


スーパーマクロ

スーパーマクロで撮影

 超広角カメラで撮っているのだけれど、写真を見ると超広角っぽさはない。ちょっとデジタルズームをかけて26mm相当にして、より大きく撮っているからだ。

 さらに、人を撮るときは自動で「ポートレート」になり、美肌処理がかかる、背景もぼかしてくれる。


ポートレート

ポートレートで撮影

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